短編集
「ぱれっと」に収録された表題作に書き下ろし3本を加えた短編集です。
私もシリーズ化を望んでいた作品なので発売が待ち遠しかったです。
まぁぶる、ぱれっと以外のポリフォニカシリーズで短編集といえば
アニバーサリー・ホワイトくらいですが、いきなり長編なしで新シリーズが始まったのはダン・サリエルがはじめて。
それに加えて戦闘シーンが全くないのもシリーズでは異色の存在です。
「〜白銀の虎」
記念すべき第一話、俺様楽士ダン・サリエル登場の巻。
お偉方の前座をしたエピソードなんかが後のお話に絡んできて意外に深い。
「〜栄光のヤマガ00壱型」
コントでよくある鉄板ネタ。
「どらんく・くりむぞん」を押しのけて笑えるポリフォニカNo.1に決定です。
極度のユフィンリーファンの方は精神の平穏のためにも読まないことをおすすめします。
あと、シェアード・ワールドと言いつつここまで他シリーズのメインキャラを絡めてきたのはこの話が初めてかも。
「〜孤高の老楽士」
うってかわってシリアスなお話。
しかも神曲楽士と言うよりは音楽家としてのダン・サリエルについて。
芸術とは奥深いものです。
「モモ・パルミラ・ファルスタッフの幸せな一日」
ダン・サリエルの契約精霊、モモの視点から見たお話。
完全にほのぼの系で、コジの意外な一面に笑わせてもらいました。
GAマガジンに載っていた「〜七つの仕事」は未収録。
あと、「〜白銀の虎」がぱれっと初出というのも書いてないです。後書きを読めば出自はわかりますが。
既存のシリーズとはどれとも違う「色」を持ったダン・サリエル、戦闘がなきゃダメだって言う人でなければ楽しめると思います。