ポリフォニカ四色短編集。お勧めの一冊です。
BUNBUNさんの、ちびキャラ挿絵がとっても可愛らしい。中表紙は各色、お花見の様子。それぞれキャラクターならではの仕草と、オチに癒されます。
さて、本篇ですが。
*ぶるう
初お見えの「青」ことブルー。担当は、「ラブコメ」、だそうです。
個人的に女性なので、あの「萌え」な挿絵のおかげで、全く手を出せずにいたブルーです。
が、設定・内容は意外や意外。面白かったです。なにより主人公・クルナがイイ。
神曲楽師なのに精霊嫌いでニートの、アンチヒーロー。単身楽団が「三味線」、という面白い設定であり、更に、神曲は一切奏でようとせず、雑音をかき鳴らしては、ヒロインの精霊・ルーファを半泣き状態で従わせている、という凄まじいキャラクターです。
精霊に向って「金をくれ」という主人公は、ポリフォニカ・初です(笑)
とはいえ、そんな彼も過去に何らか原因があって、今に至っている様子。
また、ルーファも彼に「無理やり」従わせられてるというより、自らの意志で傍におり、クルナに対して何か特別な感情があるご様子。そのあたり、気になるところです。
ただ、内容は面白かったのですが・・・。兎塚エイジさんの中表紙・・・
なんであれだけ濃い主人公の挿絵は一切無いのだろう・・やはりポリフォニカのターゲットって基本そんな感じなのかしら・・などと複雑な気持ちになります。
*ぶらっく
待ってました な黒。時間軸的には、1巻「インスペクター・ブラック」より前の話。マニエティカの結婚が大きく絡んでいます。
いつもはハードボイルド担当の「黒」ですが、今回の事件は、ちょっと笑ってしまいます。でも仲間のため、一肌脱ごうとする黒の二人はやっぱり魅力的。
マナガとマティアのトレードマークが決まる話でもあります。必見です。
*ほわいと
スノウ達が、ダンスパーティに出るお話です。例の如く例によって、素直じゃないブランカが「踊る」「踊れない」でスノウを怒らせ、あらあら・・・というお話。コーティもちらっと覗いています。このころから彼女の好みのタイプは決定済みだったようです。
*くりむぞん
精霊の、独占欲についてのお話です。ポリキャラ中最も「モテる」神曲を奏でるフォロン。そんな彼に、他の精霊のために神曲を奏でる機会が訪れます。当然。他の精霊に奏でることは、コーティが許さない。
では契約下にない精霊に奏でることは「浮気」に繋がるのか??という疑問点。シャドアニ&ミノティアスが、なにげに登場しております。
どれも最終的には、なんだかんだで「愛」ですね、という、ほのぼのとした一冊です。。