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神戸震災日記 (新潮文庫)
 
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神戸震災日記 (新潮文庫) [文庫]

田中 康夫
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「何かしろ、何ができる?」―愛着ある街の悲報に接して、作家は現地に駆け付けた。バイクに跨がり、水、下着、化粧品などを直接手渡す。その中で見えてきたのは、マスコミや企業の偽善、被災者の心を汲みとれない知事や市長の体温の低さだった。その後もテント村や仮設住宅に通い続けて、何ひとつ震災前と変わらぬまま封印されてゆく現代日本の病巣までを焙り出した渾身のレポート。

内容(「MARC」データベースより)

大地震発生四日目から半年余、神戸や芦屋の路地から路地へ、作家は50CCバイクにまたがってボランティアを続けた。怒りも涙も目いっぱい、辛辣で偽善を撃つ、歯に衣着せぬ「震災レポート」。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 244ページ
  • 出版社: 新潮社 (1996/12)
  • ISBN-10: 4101434085
  • ISBN-13: 978-4101434087
  • 発売日: 1996/12
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
阪神・淡路大震災では、マスコミその他の目に触れなかった「現場」が数多く存在したという。著者も災害ボランティア活動を通じて、その「現場」のいくつかを見つめることになり、その活動をまとめたのが本書である。

私自身も、阪神・淡路大震災の後に災害救援ボランティア団体に入り、いくつかの被災地で活動に従事した経験を持つが、マスコミ取材の偏りのためメディアスクラムが生じる一方で、取材の対象とならなかった被災地では深刻な人手不足に見舞われるのを目の当たりにした。2005年の福岡県西方沖地震でもその問題は解消されず、地元紙が特集記事で警鐘を鳴らしたほどである。その点の指摘だけでも、本書の意義は重要であろう。

もうひとつ、災害ボランティアの可能性とその限界も、本書で生々しく描かれている。著者の実例にもあるとおり、四輪車が「動く障害物」となり、そこいらの原付や自転車が縦横無尽に駆け巡り、このことが災害救援ボランティアにおける二輪車活用を促進することになった。一方で、ボランティアでも深く踏み込めない、あるいは深入りしすぎて抜け出せず、そちらの社会復帰が問題になることもあった。ボランティアが行うべき活動の線引きは、状況によって多少変化するものの、「日常生活あってのボランティア」という基本は守らねばならない。著者の場合は比較的深入りしやすい環境にあったわけだが、その点を多少割り引いて評価する必要があるだろう。

現在では、災害ボランティアに関する手引書も様々な形で入手できるので、それらを参考にしながら読むと、より理解が進むものと信ずる。
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
震災直後の被災地を
手弁当で市民の目線で走り回った田中康夫氏。
今も毎年年が明けると読み返しています。
あの頃の忘れないために。
自助努力を当たり前としていたあの頃を。
ぜひご一読ください。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 ボランティアは「温性」と「勘性」だと著者は言う。
他者へのいたわりや思いやり、被災者が何を望み、私達がどこへ行ったら
良いのか勘を働かせと言っているのだと小生は勝手に解釈している。
 田中氏は航空会社や外資の化粧品会社などに掛け合って集団避難所で
眠れない人にアイマスク、また女性には化粧品などを配る。氏の面目躍如
たるものがある。
 さらに敢えてテントや半壊の住宅で自力で生活をしている人達へ
水やドライシャンプー、肌着や靴下など御用聞きの様な気配りも
忘れない。多くの人達との触れ合いの中で最悪の状況の中でもボランティアにも
感謝と気配りを忘れない人達がいる一方で”ありがとう”や感謝の気持ちを表す大切さ(著者は潤滑油と呼んでいる)に気が付いていない人達が子供だけでなく大人にもいる事を気付かせて呉れる場面もある。(本文には全く恩着せがましい点や、非難めいた表現はありませんので念のため。)
読後、重いテーマに拘わらず著者のゲンチャリ(バイク)の後席に乗せてもらって神戸のさわやかな風に触れさせて貰った感じがします。
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