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神宿る手 (講談社文庫)
 
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神宿る手 (講談社文庫) [文庫]

宇神 幸男
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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  • 著者ページ: 著者の作品一覧や、著者写真・略歴など、著者に関する情報を満載した「著者ページ」。著者の方は、「著者セントラル」へ。



商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

伝説のピアニスト、バローは生きていたのか?40余年ぶりの新録音がCD化され、話題を呼んだ。奇跡の楽壇復帰を仕掛けたのは、スイス在住の島村夕子であった。しかし、ベストセラーを続けるCDに疑惑の影が。美に憑かれた女のゆくところ、謎また謎。最終章に衝撃的ラストが待ちかまえる音楽ミステリー。

登録情報

  • 文庫: 332ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/04)
  • ISBN-10: 4061853694
  • ISBN-13: 978-4061853690
  • 発売日: 1993/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 211,296位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 音楽好きにしか描きえない、とにかく面白い音楽ミステリーであり、薀蓄がいっぱい。作者はどんな方かと、玉木正之氏の巻末の解説を読むとさらに吃驚。

 宇神氏は、愛媛県宇和島文化センターの職員で、アルフレッド・コルトー最晩年の弟子であるエリック・ハイドシェック氏の長き沈黙ののちの再デヴューコンサートを宇和島で企画し実現させた方とのこと。このコンサートは、プライベート録音ながらテイチクから発売(現廃盤)され、名盤の評判の高い伝説的なものとなった。まさに、事実は小説よりも奇である。

 宇神氏の最近の活躍が聞こえてこないのは寂しい限りである。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
宇神幸男は小説家であって、音楽評論は余技としてやっているのであろうか。評者はそう思っている。

小説家とはどういう存在か? 宇神のライナーノーツの文章を読んでいると、気恥ずかしくなるような表現と古風な言い回しに、この人はコテン的な作家だなあと思わせられること一再ではない。

ハイドシェック復活の宇和島コンサートと“幻のピアニスト”復活をダブらせて20年くらい前に初めて本作を読んだとき、その暗合に少し不思議な気がしたものだが・・・・。

今回、久しぶりに再読してみたが、なかなか楽しめた。それも評者がクラシック・ファンだから、というのが大きいことは否めない。おそらく本作は間口の狭いミステリなんだろうなと感じた。“クラシック音楽ミステリ”ということだ。
この面白さをクラシックと無縁な人に伝えることは難しい。クラシックファンを増やすためにこのミステリを勧めるというのも、どこか転倒している。

その点では、同じく巨匠音楽家を重要人物に配しながらも、多くのミステリ好きに受け入れられるだろうジョン・ガードナーの『マエストロ』(創元推理文庫、文庫版上・下)に軍配は上がる。
テイストはまるで別物だし、較べるのもどうかとは思うが、小説家としての年季が違うとは言えるかな。ストーリーの柄の大きさがまるで違うのである。しかも、音楽ファンが喜ぶその手の薀蓄もガードナーは手抜かりなし。

『マエストロ』は、元英国秘密情報部員「ハービー・クルーガー」シリーズのひとつである。クルーガーは世界的指揮者・パッサウのナチ、KGBとの関係疑惑を解くべく・・・という構成。アル・カポネも登場する。
このシリーズのファンは少なくないはずだ。

宇神も後年、フルトヴェングラーとナチの秘密文書の絡みをテーマとする『美神の黄昏』(講談社文庫)を書いているが、こちらは読んでいない。近々に読むつもりだ。
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By kat
形式:文庫
宇野功芳氏の著作を読んでいて、偶然この作家の存在を知り、読んでハマりました。現実にはクラシック音楽は注目度が極度に低く、このような事件が仮にあってもまるで騒がれることはないでしょうが、読んでいる間は自分が本当のスキャンダルに巻き込まれたように小説世界に遊ぶことが出来ました。クラシックの知識は全く必要ないので(もちろんあればあったで楽しめますが)量産型の少々中身の薄いミステリーに飽きた向きに是非進めたい構成のしっかりした「濃い」作品です。こういう小説はそう簡単には書けないし、出会えないでしょう。 (単行本の方に書いた自分のレビューを転載しました。)
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