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神名火[文庫] (小学館文庫)
 
 

神名火[文庫] (小学館文庫) [文庫]

佐藤 洋二郎
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

月明かりの中で自らを陵辱した男と暮らし始めた女(「五十猛」)。
日本海の岩窟で焦がれる男を待つ女(「静之窟」)。沼に身を投げ、命を助けられた男に愛される女(「浮布」)。
“官能的関係を生々しく描きながら、本書には縹渺と海風が渡っている。”(小池昌代)。
山陰を舞台に、男女の濃密な情欲と、運命の糸に絡め取られていく様を静謐な文章で描き、神話的世界にまで昇華させた短編集。
野間文芸新人賞、芸術選奨文部大臣新人賞、木山捷平賞など数々の賞に輝く作家が、その評判を高めた注目作、初の文庫化。

内容(「BOOK」データベースより)

自分を陵辱した男と暮らし始めた女(「五十猛」)。日本海の岩窟で焦がれる男を待つ女(「静之窟」)。入水を救けられた男と愛し合う女(「浮布」)など。〈官能的関係を生々しく描きながら、本書には縹渺と海風が渡っている。人間の穢れ、愚かさと聖性が、始まりの風景さながらに混然としている。この豊かさに胸をつかれる〉(小池昌代さん解説より)山陰地方を舞台に、男女の情欲が運命の糸に絡め取られていくさまを静謐な文章で綴り、神話的世界にまで昇華させた作品集。野間文芸新人賞、木山捷平賞など、数々の賞に輝く作家が、その評価を一躍高めた注目作を初めて文庫化。

登録情報

  • 文庫: 176ページ
  • 出版社: 小学館 (2009/7/7)
  • ISBN-10: 409408410X
  • ISBN-13: 978-4094084108
  • 発売日: 2009/7/7
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 522,754位 (本のベストセラーを見る)
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By シネマA トップ500レビュアー
形式:文庫
 七つの短篇小説を収録。まず目次を見て、「五十猛」「大屋姫」「静間」「静之窟」「湯抱」「波根」「浮布」という題名に刺激を感じるかどうかで、読者を選びそう。

 それぞれ枚数は短めですが、濃密な筆致。前半の数篇はそれなりに読ませる。地方を背景にした中年の男女の本能的な情交の向こうに、神話的な世界の深遠なひろがりが見え隠れする。

 しかし、主題といい、手法といい、どうしても中上健次を思い浮かべてしまう。ずいぶん似ていますね。あちらさんの紀州、本書の出雲、という作品の舞台の違いはあるにしても。あるいは、中上健次へのオマージュのつもりで書いたのかしら。

 あくまでも私見ですが、結局、中上を越えるまでには至っていない。たとえば『化粧』や『水の女』に収録された珠玉作にただよう鬼趣と読み比べたときに、両者の想像力と表現力の差は歴然としていると思います。
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