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神仏のしづめ (梅原猛「神と仏」対論集 第四巻)
 
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神仏のしづめ (梅原猛「神と仏」対論集 第四巻) [単行本]

一般書 , 梅原 猛 , 松岡 心平
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

能楽をテーマに気鋭の能楽研究者・松岡心平と梅原猛が対論。「能」を怨霊鎮魂として捉える両者が、作品に秘められたメッセージ、思想性について徹底的に語り合う。能の歴史から日本文化へと、謎解きが広がる。

内容(「BOOK」データベースより)

怨霊鎮魂の呪師・梅原猛が、「能」を語る。中世という時代を読む。観阿弥・世阿弥、義満・正成…。中世の怨霊たちを呼び出して、能が「怨霊鎮魂の劇」であることを、改めて問う。いざ能へ、いざ中世へ。

登録情報

  • 単行本: 265ページ
  • 出版社: 角川学芸出版 (2008/6/6)
  • ISBN-10: 4046210249
  • ISBN-13: 978-4046210241
  • 発売日: 2008/6/6
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:単行本
 能は文学であった。宗教であった。そして、芸能である。私たちは、中世芸能民の伝えた多くのカタリを知る。
 この対論は、鮮度がいい。梅原は初めて能と出会ったごとく、好奇心にあふれた問いを放つ。松岡は、宿神・後戸の神という中世のまがまがしき神たちを伴って、その問に答える。
陶酔と熱狂と……そこはディオニソスの宴の場となっていた。
〔松岡〕先生と怨霊鎮魂についてお話をしたかったのです。私は能を鎮魂劇と考えています。具体的には、金春禅竹のシンポジウムで先生に何かお話をしていただきたいという…
〔梅原〕…最初は敬遠しとった。ところが最近になって、あなたがいらっしゃった赤穂の坂越の大避神社を訪ねて、急に世阿弥について関心を持ちました。
 私は『隠された十字架』で聖徳太子怨霊説を称えたけど、その臣下の秦河勝が怨霊になったとは夢にも思っていなかった…
〔梅原〕…禅竹は思想性が勝ちすぎている。世阿弥の方は、思想もあるけど、人間を見ている。人間を見る眼は、世阿弥の方が深い。だけど、理論の方は禅竹が深いと思う。「芭蕉」は禅竹の中でももっとも思想的な、もっとも深い能だと思う。
《コラム》「芭蕉」三番目物(神仙物)…芭蕉の精が女人と化して〈色〉をもって、修行僧を口説こうとする怪談。しかし、芭蕉の精が欲するものは、ひたすら「成仏」である。この能で描かれた芭蕉は〈はかなさ〉と同義。
 以上、本書の最初の方を一部紹介した。観阿弥・世阿弥、義満・正成…「怨霊鎮魂の劇」として能を読む梅原猛流能楽論がおもしろい。 
  
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