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神を待ちのぞむ
 
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神を待ちのぞむ [単行本]

シモーヌ ヴェーユ , Simone Weil , 渡辺 秀
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

待つことのなかに求めることのなかに神はいるのかもしれない。世界を充たす恩寵のことば。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ヴェーユ,シモーヌ
1909年生まれ。フランスの思想家。リセ時代アランの教えをうけ、哲学の教職についたが、労働運動に深い関心を寄せ、工場に女工として入り8ヶ月の工場生活を体験。36年スペイン内戦では人民戦線派義勇軍に応募。40年独仏戦のフランスの敗北で、ユダヤ人であるためパリを脱出。その頃キリスト教的神秘主義思想を深める。42年アメリカに亡命、自由フランス軍に加わるためロンドンに渡るが、病に倒れ、43年衰弱死する

渡辺 秀
1916年生まれ。上智大学名誉教授。2000年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 春秋社; 新版 (2009/02)
  • ISBN-10: 4393325389
  • ISBN-13: 978-4393325384
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 458,751位 (本のベストセラーを見る)
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内的な注意力 2009/3/15
By ドラゴン ポルト トップ500レビュアー
形式:単行本
シモーヌ・ヴェーヌの論文、書簡などがおさめられた本です。
教会に対しての姿勢には共感します。教会はいまのままでカトリック(普遍的)である
のではなく、普遍的であるのは、建前としてあるだけであると主張しています。
現実の教会以外、キリスト教圏以外もより高い見地からみれば、意義深く、神の国に
ふさわしいものがあるといっています。
また注意力の使い方、物質的な注意力の使い方が、より高位なもの、祈りのときに使う
注意力のための手前の段階として有意義である事を指摘しています。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nnn
形式:単行本|Amazonが確認した購入
死後に出版された、友人のペラン神父に宛てた書簡集。

ヴェイユは徹底的に集団的なものを排除して個人の苦悩と忍耐に回帰する。この著作のなかで、神の退去と集団性の悪の相関関係について非常に鋭い分析が行われています。ヴェイユは壮絶なレトリックを駆使して、悪の存在がむしろ必然であることを説きます。個が個でなくなるとき、個を排除する悪が生まれる。ヴェイユは早くから革命がさらなる悲劇を生むことを指摘していました。彼女に限らず、ユダヤ人は神の自己否定性を直観して集団であることを嫌う傾向にあります。個に回帰すること、そして、そこにとどまらずに個さえも否定すること。この徹底的な生命の自己否定の中にこそ退去した神が開示される。そのとき、真の光と真の沈黙が時間を超越した美として顕現する。シモーヌ・ヴェイユこそ20世紀の生前解脱者と呼ぶに相応しい人物でしょう。彼女もまた、言語を絶する虚無と孤独の中で「すべてよし(tout est bien)」と呟いていたのかもしれません。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 シモーヌ・ベーユは、只者ではない。
 それを、如実に示す本だ。
 哲学の教師らしく、シモーヌは聖書を原典に当たり読んでいる。残念ながら、私はフランス語が読めないが、渡辺秀氏の訳も素晴らしいのだろう。
 序文にあるように、タイトルの「神を待ちのぞむ」は聖書の原典の言葉(古いギリシャ語)の「エン ヒュポメネ」の翻訳である。そして、このヒュポモネ(単数主格、「耐え忍ぶ」「希望を失わずにじっと待つ」)は、シモーヌの好きな言葉の一つというが、彼女の生き方を象徴する言葉であると考える。だからこそ、編集者のペラン神父がタイトルに選んだのだろう。
 シモーヌは、なぜ洗礼を受けず、したがって、教会の外にいることを選択したのか、なぜ、様々な運動に参加したのか、それを理解するための鍵がこの本に隠れているだろう。その鍵の一つが、この「ヒュボモネ」という言葉に対するシモーヌの理解にあるはずだ。この言葉に集約されるように、シモーヌの神への忠実(まこと)とインテリゲンチャとしての知的誠実が、文章の中にオーバーラップしている、と強く感じられるのである。
 この本は、読む者に勇気と希望を与えてくれるだろう。
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