- 【 講談社ストアはこちら 】 -累計750万部を突破した大人気コミック『宇宙兄弟』や、『のだめカンタービレ』や『ホタルノヒカリ』といった名作を次々と生み出した雑誌『Kiss』の20周年特集など今注目のタイトルや特集は講談社ストアへ。
本書では、まず、古代から人類がスピリット(森羅万象にひそむ妖怪や神々)と交感するために行ってきた努力が紹介される。アマゾン河流域に住むトゥカノ族は、幻覚性植物の樹液を飲み、スピリットを光のイメージとしてとらえようとした。同様のことが世界中の民族で見られ、アボリジニはそれを「夢の時間」と呼んだ。このような「内部視覚」の体験をつうじて、人類は心の底に「思考の及ばない領域が広がっている」ことを学び、それが超越的な神の世界を想像することにつながっていったのだ、という。
著者は、スピリットたちが徘徊する宇宙から、人間とのあいだに絶対的な距離を保つ唯一神が誕生するまでのプロセスを解きあかしていく。そこから、「一神教の思考法」がつくりだしたシステムが横暴な国家を生みだし、「地球上に単一のグローバル文化」を広げる原因になってきたことが見えてくる。私たちがそれに飲みこまれずに独自の考え方を育むには、いま一度、人類が失ってきた叡智(えいち)とむきあう必要がある、と本書は提案しているのだ。(金子 遊)
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「つまり、神々の宇宙がスピリット世界をもとにして生まれたとするならば、ということは現生人類の脳を舞台にして『(私たちの言う意味で)唯物論的に』形成されたことを認めるならば、『論理的に考えて』、そこには二つのタイプの基本構造があるはずだ、と私は主張しているわけです。」
うん、なんか「唯物論」とか「脳」とか「構造」とか、よく使われる単語が出てくるけど、なんかひとあじ違うものがある。テンションがすごい。
世界を言葉で理解しようとすると、どうしても、本当に理解したいことは言葉にならない。言葉は、その中心をぐるっとまわったようなかたちになる。好きな人に言いたいことを伝えようとしても、どうしても本当に言いたいことはなかなか言葉にならないのと同じかもしれない。
だから言葉による理解と言うのは、常にドーナツ型(トーラス型)で常に真ん中に穴が空いている。ここに降りてくるのが「高神」であり、これを発明した人類が次にたどり着くのが一神教らしい。
穴が空いていたら埋めたくなるのが人間かも。で、一方で穴がないところに穴を開けたがるのも人間だったりする。だから、「あちら側」と「こちら側」の間にある壁をに穴を開けるために、たくさん毒キノコを食べてトリップしたりする。アボリジニも、インド人も、アメリカン・インディアンも同じようなことをしている。それって実は結構不思議なことだと思う。
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