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神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く
 
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神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く [単行本]

石井 光太
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

そこで見たものは、戒律から外れたイスラームの性―。辺境を探訪する体験的ノンフィクション。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石井 光太
1977年東京生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに執筆活動を行う。そのほか、ペンネームでの写真発表やラジオ、漫画のシナリオなども手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 310ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/09)
  • ISBN-10: 4103054514
  • ISBN-13: 978-4103054511
  • 発売日: 2007/09
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 128,563位 (本のベストセラーを見る)
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34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「性」の観点からイスラム圏の各国を旅した記録。なんとなく「性に厳しい」イメージがあるイスラム圏の国々の、性産業や男女の社会的役割、家族のあり方などの実際と、現地の人々の考え方を覗き見ることができる。
著者が訪れた地域ごとにおおよそ20ページ程度のエピソードとしてまとめられていて、著者が各地の人々(一般人から幼い娼婦まで)と友人として接しながらイスラム社会の性について調査する過程が生き生きと描かれている。短編小説を読むような感じでスラスラと読むことができる。また、各話の冒頭にその土地の社会についての概説があり、これが理解を深める助けになる。

テーマがテーマだけに日本人にとっては非常にショッキングな内容もあり、読み始めるにあたって相応の覚悟は必要。エピソード中における(つまり実際に訪れた土地での)著者の言動には浅はかで無責任としか言えない点も多々あり、読んでいて不快になることもままある。また、いくらなんでも著者がここまで多くの「エピソード」に遭遇するとは思えないので、ある程度の「盛り」は入っていると思ったほうがいい。純粋なノンフィクションとしては読めない。
しかし、本書を読むことで、我々が「イスラム圏」として一括りに認識している国々が実際には様々に異なること、「イスラム教徒」も我々と同じ人間であり、同じように考え感じること、が印象深く伝わってくることは間違ない。イスラム社会の実態を読みやすい形で知るためにはちょうどいい。

ただ、著者は基本的に治安の悪い地域や貧しい人々の間を旅しているので、この本だけを読むとイスラムに対する認識は偏ってしまうだろう。イスラム全体を総合的に解説した本もあわせて読みたい。『イスラムものしり事典』(紅山雪夫・著、新潮文庫)などが気軽に読めておすすめ。
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34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
言葉の壁 2011/3/3
形式:単行本
イスラム社会の恥部とも言える性の実態に取り組み紹介した点は高く評価する。しかし、一読で分かるように、これはノンフィクションではありえない。それぞれの物語にドラマティックなストーリーがあり、相応のオチまで付いている。海外であれ、スラム地区であれ、日々の生活は同じことの繰り返し。劇的な事件に連続して遭遇することは考えられず、2,3編読むと底が割れてしまい、うんざりしてしまう。

海外での情報収集の最大の問題は言葉の壁である。私自身、英国滞在の経験があるが、会話力がある程度のレベルに達しても、心を通い合わせるような細やかなニュアンスの会話はできるものでなく、何かに手を触れて確かめたいのにガラスに隔てられて触れることのできない様なもどかしさを感じ続けた。
短期間で現地の人と入り組んだ会話などできるわけがなく、作者が見聞した事実を基に組み立てたフィクションと受け止めるほうがすっきりする。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書はイスラム圏の娼婦や同性愛者、性転換者などを扱ったルポルタージュである。
 エピソードの多くはアジアの極限とも言える貧困地帯を背景にしている。病気で動くことさえ出来なくなり、雨に打たれたまま死を待つ娼婦。わずか 10歳前後で体を売るストリートチルドレン、などなど。なかには政変によるイスラム法の締め付け強化で、地下に潜ったインドの性転換者・ヒジュラの話や、結婚前の逢い引きが露見し、因習によって父親に撃ち殺された娘の話など、前時代的なものもある。
 その多くは現代の日本とかけ離れた世界だが、既視感を憶えることも少なからずある。著者は感情多可になりすぎない落ち着いた筆運びで、自らが見聞きしたできごとを綴っていく。
 とはいえ著者をうっとおしいと感じる場面が何度もあった。抑制のきいた文体とは裏腹に、同情や親切心からいらぬお節介を焼きたがるのだ。おそらくとてもいい人なのだろう。だからといってカタルシスが起きるわけではなく、逆に毎回のように手に余る現実を突きつけられて終わる。無様な自分。その澱のような読後感が「リアル」と評され、本書をして同時代的な共感を呼んでいるのだろう。
「兄弟の秘め事」や「問わず語り」のような胸を打つエピソードも織り交ぜられ、エピソードの配列も秀逸だ。レビューアーであるわたしより7歳年下の書き手だが、非常に参考になる。
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「問題提起」は成功しています。
少し前に、雑誌に掲載されていた数ページの文章を読み、石井さんに興味を持ちました。 「読ませるちから」が卓越している、という印象でした。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: buenafe2005
石井さんがこのローテーションで旅を続けていたならば・・・
他の方のレビューを見て、こんなに評価が高いのかと意外に思った。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: JJ
知らない世界
イスラームの知らない世界。社会で下層と呼ばれる人たちの暮らし。衝撃だった。どっぷり生活につかって取材しているし、内容は濃くて興味深かった。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: ペイン
重い、実に重い
 ページをめくるのがしんどく、「ふう」と息を吐くことが何度もありました。
 重い内容のノンフィクションです。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: お尻ぷりぷり
取材に基づいた小説
... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: hanaohanao
作中に出てくるあの子は、あの家族は、今どうしているだろう。
テーマは、イスラームの抑圧された性。
とはいえ人間。
おおっぴらにならないだけど、やることやってんだろう。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: 水の助
ケータイノンフィクション?
描かれている内容は十分刺激的なのに、心に響くものが全く無い。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: スガノ
”生きる”に基準はない。
本書に書かれてある、東南アジアから中東にいたるイスラム世界に存在するショッキングな事実に、強く震撼させられた。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: happybear0823
知ることが大事
読んだのはだいぶ前だがやっと感想を書いた。

面白かった、というのは非常に不謹慎だが、興味深かった。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ritchi
底辺の人々に寄り添うようにして生み出された作品
色んな国々に生きる最底辺の人々の「性」に焦点を充てた作品。そして、それを生きる手段としている人々が、その現実をどう受け止め、受け入れているかを描き出した作品です。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: salut
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