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神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)
 
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神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫) [文庫]

上橋 菜穂子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。ふたりには恐ろしい秘密が隠されていた。ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、“猟犬”と呼ばれる呪術師たちが動き出す。タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。追いすがる“猟犬”たち。バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上橋 菜穂子
1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学教授。オーストラリアの先住民族アボリジニを研究中。著書に、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 298ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/7/28)
  • ISBN-10: 4101302766
  • ISBN-13: 978-4101302768
  • 発売日: 2009/7/28
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 ロタ王国ならびに新ヨゴ皇国の西部・国境地域を舞台に、女用心棒バルサが、恐ろしき神<タルハマヤ>を呼び寄せる力を持つ少女アスラを追っ手から守るというのが、本書のメイン・ストーリー。

 本作品について、作者は次のように語っています。
「アスラという少女をバルサが連れて逃げるイメージを追いかけていくうちに、物語の根がロタ王国の創世にまで広がっていき、あれよあれよという間に、枝葉を広げて、とても一冊ではおさまりきらない大樹へと育ってしまったのです」と。話がひとり歩きをはじめ、ぐんぐんふくらんでいくというのは、きっとこういうことを言うのでしょうね。「ゲド戦記」シリーズといった上質の海外ファンタジーを読んでいる気分になりました。ゆるやかに広がっていく大河のような物語。素晴らしい。

 <帰還編>へとつづく本書の中で最も印象に残ったのは、恐ろしき神<タルハマヤ>をめぐる伝説がロタ王国の氏族間で異なっている、というところ。ある氏族の伝説で「恐怖の時代を招いた恐るべき人」と言い伝えられてきた人物が、別の伝説では「善政を敷いた神聖な方」となっている。祖先を美化するためか、それぞれに都合のいい伝説があり、そこから根深い対立と憎しみが生まれている。作品の底に流れるそうしたモチーフが巧みに織り込まれ、作品に深みを与えているのが見事です。

 異文化・異民族の違いを具体的に描いているところも面白い。「ロタ人は、相手の手首を握り合って挨拶する」「タルの民は、額と鼻と口を三本の指でとん、とんと撫でてから、床に頭をつけて、心からの感謝を示す」といった描写が、物語を一層、彫りの深いものにしている印象を受けました。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
重いテーマ 2009/8/6
形式:文庫
 最初、冒頭の虐殺シーンが血なまぐさく、また舞台がロタということもあり、シリーズの他の作品とは雰囲気が違うかなと感じ、また少女アスラの背負うものがあまりに大きいので、バルサにとって荷が重すぎるのではとハラハラしました。が、バルサの活躍とともに作品に入っていくことができました。ロタという新しい国を見聞して(という感じ)、世界が広がった感じです。
 アスラの力はいわば最終兵器で、核兵器と同じく、(「獣の奏者」の王獣にも感じますが)、究極の力を人間が持つことの意味について考えさせられます。たとえば、明らかな悪に対してなら、用いても良いのか?善人であれば、あるいは、虐げられたものであれば持つ資格があるのか?そして、その選択をするのは、過酷な運命を与えられたひとりの少女・・・。
 
 バルサと互角の、しかも決して相容れない(目的のためには手段を選ばない)存在も登場、物語から目が離せません。
 
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By マレーグマ2号 VINE™ メンバー
形式:文庫
前作・虚空の旅人から約1年ぶりに守り人シリーズが出ました。ずっと待っていました。待てなきゃハードカバーを読めばいいのに、と思われる方もいるかもしれませんが、文庫で精霊の守り人を初めて読み、この世界にはまり、文庫でシリーズを集めている自分には、どうしても途中からハードカバーにする気になれず・・・。嬉しいです。
今、来訪編を読み終わりました。
ヨゴ皇国の国境近く宿場町でタルの民の兄妹を助けたバルサ。しかし、妹アスラには恐ろしい秘密があり、命を狙われていた。助けた縁でアスラを連れて逃亡するバルサだが、不穏な動きに追い詰められていく。
帰還編ではロタ王国が舞台。バルサはアスラを守りきれるのか。気になります。興奮してレビューを書きましたが、興奮が冷める前に、これから帰還編を読みたいと思います!
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最近のカスタマーレビュー
今更ですが。
いやぁ、この年齢になるまでこんなに魂をゆさぶる作品があるとは知らなかった。
私、このシリーズでの最強ワード。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/13 投稿者: ねこみかん
バルサ中毒
あえて文庫版が刊行されるのを待ち、
偕成社版を手に取りたい気持ちを抑えつつ、
焦がれて待つ。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/21 投稿者: いじさま
下巻が気になる・・・
前作で物語がスケールアップした感のある本シリーズ。
この作品でもそれは保ちながらも、バルサたちの思いが十分に描かれている。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/7 投稿者: showtime
重いテーマ
... 続きを読む
投稿日: 2009/8/28 投稿者: cilantro
逡巡の末に選択する、ということ
選択を迫られ、迷った末に、しぶしぶ選択する。
そのあとになって、別の選択のほうがよかったのではないか、と思い悩む。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/17 投稿者: StoR
今回も素晴らしい!!
「精霊の守り人」から続く、一級ファンタジーエンターティナメントの文庫最新刊です。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/13 投稿者: 樽井
その事情を知って、なお
今作の舞台は、ロタ王国が中心です。
女用心棒バルサが助けた少女アスラ。
蔑さまれ、売られそうになっている無力な子どもアスラと兄だが... 続きを読む
投稿日: 2009/8/1 投稿者: 九月
神の名の下に
今度の舞台はロタ王国へ。
なにかを守る人を、守る人である、バルサ。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/23 投稿者: 香桑
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