この映画の舞台はフィリピンのケソン市というところにある
パタヤスゴミ捨て場。そこで、ゴミを拾って生計を立てている
数家族にスポットを当てています。映画タイトルの"神の子"とは
フィリピンでは障がい児の事を指すそうです。
映画のタイトル通り、この映画には障がい児が何人か
出演しています。このゴミ捨て場は劣悪な環境で、
そのために障がい児が数多く産まれています。
5歳までに育つ子どもは約30%、50m置きに1人
障がい児が産まれていると四ノ宮監督の手記に書いてありました。
この映画は偶然にも、撮影の直後に起こったある悲惨な事故から
始まります。一つタイミングを間違えば監督、スタッフ一同の
命が危なかった2000年7月のゴミ山の崩落事故。
この事故で1000名以上が犠牲になり、政府が危険だと判断、
ゴミが約半年間搬入されない時期があったそうです。
この映画はゴミを収入源にしている人々が、ゴミの入らない
この半年間をどのように生き延びたかを撮影しています。
私が何をおいてもこの映画で学んだのは、
極限状態の生活では何よりも食事することが大切なこと。
食べることが出来なければ生活はこんなにもすさんでしまう
ものなのか、ということが少しですが実感できました。
そして食べることを支える、働くことの大切さも。
ここ日本では、この様な事に気づくのはとても難しいところです。
私はこの映画を見て仕事に対する考え方が少し変わりました。
そして自身を振り返るとなんて贅沢な暮らしであることか。
この映画を見て今までの生活を改めざるを得ませんでした。
ゴミがないと生活できない人たちがいて、片やどちらかといえば
ゴミを出さないように指導されている私たち。
この問題に接点はあるのでしょうか。とても虚しい気がします。
この映画は先進国に住む私たちが知るべき問題をとても多く
含んでいる映画だと思いました。