週刊少年サンデー連載作品である同名マンガの小説化作品なのですが、原作の魅力を十二分に伝えきれたかどうかには少し疑問が残りました。
まず、なぜ攻略対象を二人にしたのかな、と。そして、同時攻略と言いながらも実はそれぞれを別々に攻略している。何より、それまで積み上げてきた感情を一気に恋愛モードに転換するクライマックスのシーンの描き方がちょっとあっさりしているのが気になる。ここは、ミステリーに例えれば謎解きのシーンであり、この部分の出来で作品が評価されるといっても過言ではないと思うのだが…。あとは、内容に触れざるを得ないので詳細は割愛するが、これって本当に攻略している?という疑問も拭い切れない。
ノベライズは作者の原作に対する解釈が如実に出ると思うので、これが作者から見た桂木桂馬の姿なのだろう。さらに付け加えるならば、原作の初期のイメージが色濃く反映されている作品の様な気がする。