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神々の軍隊―三島由紀夫、あるいは国際金融資本の闇
 
 

神々の軍隊―三島由紀夫、あるいは国際金融資本の闇 [単行本]

浜田 政彦
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

天皇は“神”だったのか、“最後の日本人”を描く、衝撃と激情のノンフィクション。

内容(「MARC」データベースより)

三島は歴史上の反乱者たちが見せる「狂気」に注目した。それはすなわち、天皇を守る「神々の軍隊」の武士道的狂気であった。だが、天皇は「神」だったのか、それとも「道具」だったのか。最後の日本人を描くノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 427ページ
  • 出版社: 三五館 (2000/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4883202119
  • ISBN-13: 978-4883202119
  • 発売日: 2000/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 187,754位 (本のベストセラーを見る)
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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
226から三島由紀夫の自殺まで,近代,特に金融資本による世界支配体制に抵抗しようとする人々の挫折を,ダイナミックに並べあげた一冊。
おもしろいのは,話の底流に,大本教開祖出口なおの思想をおいているところ。安丸良夫は評伝として『出口なお』の近代批判を見事に描いたが,本書はさらに被批判者として,金融資本,財閥,そしてそれら組織を動かす者達という具体的像を与え,ナオやかつての「神々の軍隊」が抗しきれず近代の体制に消し去られて行く様を,まざまざと見せ付けてくれる。
それは過去の話でも,右翼の懐古趣味でもなく,まさにその行き着いたところが今。三島が市ヶ谷で絶望したとおり,私には,梅で開いて松で治める艮の金神の世を希望する手がかりさえ知りえませんです。
「日本人」とか「国體」とかいう話ではなく,反近代の挫折がテーマです。既知事項の並べ方がとにかく上手く,読み手を飽きさせない。
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36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
この本の重厚な内容を是非読んで欲しい。
この本のテーマは一言で言えば、「日本とは何か、そして天皇とは何か」ということである。

欧米の一神教の神に擬せられた「現人神」としての天皇は昭和維新を遂げようとした、若人たちの理想であり救いであった。しかし、著者の浜田氏は彼らに共感を示しつつも、彼らの偶像をたたき壊す。天皇は神ではなく、ただの人であり、それも決起将校たちの一番忌み嫌った、国際金融資本と協調することで日本の経済体制を守ろうとしていたのである、と。

三島由紀夫は、その目を覆いたくなるような真実に気付いてしまったため、自決し、自らその理想に始末を付けるしかなかったのである。本書の価値は厖大な脚注に示される、日本と国際金融資本との密接なつながりである。筆者の恐るべき洞察力に脱帽。

このレビューは参考になりましたか?
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
ずっとその存在は知っていた作品でしたが、なぜか読むのを避けてきました。最近、出版されたばかりの、”三島由紀夫と2.26事件”を読んで、とうとう読んでみました。読後感は、恐るべきテーゼがさまざまな資料(ほとんど状況証拠だが)をベースに展開されていました。5年前に書かれた作品ですが、不可思議な日本の近代の過去のエピソードの説明だけではなく、最近の新聞をにぎわす出来事の生起がここではすでに予言されています。買収騒ぎや女性天皇容認論などが生まれてくるその歴史的な不可避性とその原点が、実に見事にここでは解き明かされています。もちろん、まだ、現代の日本人は、失ったものの大きさには気づいてはいませんが。背後の黒幕としての国際金融資本との指摘は、陰謀論の色彩が濃厚ですが、おそらくここで著者が言いたいのは、具体性としての国際金融資本ではなく、貨幣をその行動の源泉とする英米の資本主義と理解したほうがいいのかもしれません、その国際金融資本とクエーカーそして少なからぬ数の日本人のクウェーカー(財界人だけではなく軍人もいる)のとの間の密接でグロテスクな関係は、これこそ日本の近代の恥部なのでしょう。振り返ってみれば、バイニング婦人なるクエーカーが、戦後、今上天皇の家庭教師していたという不可思議な事実も十分納得がいくわけです。崩壊したこの神話がもう一度読み解かれることはあるのでしょうか?巻末の人名索引は、各人の係累や戦後の経歴が簡潔にまとめられており、非常に参考になります。
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