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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
シュメール学者のアメリカ論,
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レビュー対象商品: 神々の起源と宇宙人 マヤ・アステカ・インカ (5次元文庫) (文庫)
著者のシュメール学を結集したシリーズもの地球年代記(アース・クロニクルズ)全六巻のうちの第四巻。他書は同徳間書店の超知ライブラリー、ソフトカバーや学研のムー新書等でなければ読めなかったが、他書に先駆けて本5次元文庫に収められた。
これまで、この種の書籍は角川のボーダーランド文庫やおまけのように文庫化されるだけですぐに絶版になって読めなくなってきた中で、本書のような大著を入れるのは異例だろう。原著には挿絵図示だけなのに対し本文庫では解説者の浅川嘉富氏が適宜現地、現物の写真を併載するという手の入れようでもある。 本書の主題はアメリカ大陸の古代史である。人類文明の発祥としてのシュメールを押さえてきた著者が、古代文明を世界的地球的拡がりで理解し直した上でハンコックと同様の見解に達している。今知られてある歴史上の文明、人類史は約一万年前に発生したものである以上に、その際に一旦滅んだものである。そして、それ以前一万年前以前には現代よりも高度な、所謂超古代文明が確かに存在しただろうということだ。もしかしたら、その先史文明は単純な一回でさえなく、この百万年間に百回とまでは言わないものの少なくとも十回は前回以上の興亡があったなどということになるかも知れない。 この先駆者たちの言辞を絵空事として簡単に退けず逆に真面目に読み込めば、現人類の残された猶予期間内に過去を遡る先に、現代に最先端で開発し自力で発見していくもの以上の知的遺産、これまでの謎を解く鍵、これまで未知だった謎の発見があるはずだ。それに過度の期待をするわけにはそれも勿論いかない、それを以て必ず人類は救われるとか、それだけで滅亡を逃れる方途を見出せるとかということを信じるわけには勿論いかないものの、可能性のスケールとしてはフィフティ・フィフティに近いくらいだろうということは、本書によってこそ確認できる。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古代文明の謎解きに挑む意欲的大著!,
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レビュー対象商品: 神々の起源と宇宙人 マヤ・アステカ・インカ (5次元文庫) (文庫)
著者はシュメールの神話から有史以前の人類の本当の歴史を読み解く著書で知られている。その著者が数々の証拠からシュメール文明と中南米の古代文明との関係をあぶり出す極めて刺激的な大著である。
神話を解読する類の本は、内容を理解するのが難しい上に、その解釈が正しいかどうかも確かめようがなく、すっきりした読後感を持つことはなかなか難しい。本書も例外ではないが、その大胆な仮説と、本書に示されるインカ文明の驚愕すべき技術力を示す数々の遺跡の写真は、読者にスケールの大きなSF映画を見ているかのようなワクワク感を感じさせてくれる。 インカ文明が、一般的に言われているようにスペイン人に滅ぼされる前のたかだか500年間だけの文明ではないこと、インカ文明の遺跡と言われている巨石建造物の驚異的な精度での加工はスペイン人の侵略を受けた時代のインカの技術では到底不可能であったこと、すなわち、太古に現代文明に匹敵する技術力を持った文明があり、それが滅びたと考えられることなどが示される。 マヤやインカなどの神秘的な文明が、たかが1000年か2000年ほど前の文明であるなどという、直感的に受ける印象と大きく乖離する定説を渋々受け入れていた人間にとっては溜飲の下がる思いがするであろう。 まだまだ古代文明の謎を完全に解き明かしたとまでは言えないが、著者の「地球年代記」シリーズ全5冊のうちの1冊とのことなので、残りも併せて読むことで読者自身の説を作り上げるのは楽しい作業になるのではないだろうか。
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