古代から現代まで、神に渇き、神を求め、神を体験した人々の、短い言葉集。心に深い渇きはありながら、それを「神への」と言うには、長い歴史の中で、また今、現代にも、あまりに曲解された名であるから、そう呼ぶ事を人々は恐れる。それにしても、彼は在る。私達自身よりも、もっと身近に、「だれか」とか「あなた」とか呼べるおかた(つまりペルソナ)として、厳然と、彼は在る。人間の小さな知性で理解できるおかたではないから、神の体験は、すればするほど、闇に包まれる思いがすると同時に、言い知れぬ歓喜の出会いとして、魂に消しがたい刻印を残す。本書はそうした体験を持った人々文学者・詩人・哲学者・主婦・修道者・神学者などなどの、短い証言を集めたもの。一人ひとり、自分の心底の渇きに照らしつつ観想の助けとして読みたい本。