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5つ星のうち 5.0
耐える思いが凝って料理となる、主人公の生き方が魅力,
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レビュー対象商品: 祝い飯 (ハルキ文庫 わ 1-14 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控) (文庫)
不幸な事情で武士をやめた塩梅屋のあるじ季蔵は、正気を失った許嫁をいまも思いながら、先代の娘おき玖や見習い三吉とともに、四季折々の料理に打ち込んでいます。そして、もうひとつこっそりと先代を受け継いだのは「隠れもの」として、公に成敗できないワケアリの悪人を密命で斬るお役目。いろいろと溜めこんだ苦渋や悲哀を、ひたすら料理の工夫に注ぎこみ、表面はしずかな中にたぎっているもののある、ストイックな主人公が魅力です。 ただ料理が好き、というのではありません。事件に触発されて、食材を工夫したりするので、そこにはひとかたならぬ執念がこもり、いわば料理というかたちで、やりきれないものを昇華させてゆきます。 たとえば今回もひとのよい唐芋売りが殺され、事件はあらかた目鼻がついているのに、上からのさしとめで、それ以上探ることもできず、隠れた悪を見逃すしかない。そんな状況をこらえるかのように、季蔵は、被害者が工夫した手法で、伝統的な里芋を焼いてみようと思い立ち、新たな料理を考案します。 このシリーズの料理はただ美味を求めるものではなく、だれかへの供養であったり、はなむけであったり、代わりに願いをかなえることであったりするのです。 それが四季の彩りともなって、ずっしりと豊かな人間歳時記が刻まれてゆきます。 今回はお利うという謎の少女が登場、許嫁ひとすじだった季蔵の心に正体不明の波風をたて、また季蔵を思うおき玖の心も揺れます。淡々とさまざまな思いをやりすごしてきた季蔵ですが、自分の心がわからなくなりそうな瞬間を何度も味わい・・・情念を料理に昇華させるだけではなくなりそうな次巻を、こちらもじっとこらえ、息をひそめて待ちたいと思います。
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5つ星のうち 5.0
季蔵の秋と恋?,
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レビュー対象商品: 祝い飯 (ハルキ文庫 わ 1-14 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控) (文庫)
久々に書きます。豪助が結婚するというおめでたい話に続いて、季蔵が幼少から巨悪に弄ばれてきた少女を助ける流れとなります 小猿としか心を通わせないこの少女に季蔵は並々ならぬ想いを抱いてーー 季蔵は薄幸な女性に弱いのでしょうね とはいえ、瑠璃という存在があるのですから、えっ? いいの?とはらはらどきどきしつつ、今回はいつもより急ピッチで読んでしまいました おりゅうというこの女性は今後出てくるのでしょうか? 気になるところです 今回は里芋料理が出てきます 江戸の匂いがするとなると、里芋も風流に感じられます
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