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祖国とは国語
 
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祖国とは国語 [単行本]

藤原 正彦
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (56件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

文化も伝統も、日本という国はすべて言葉の中にある

国語こそすべての知的活動の基礎だと説く「国語教育絶対論」のほか、母・藤原ていの名著『流れる星は生きている』の原点を親子三代でたずねる「満州再訪記」、ユーモアあふれるほのぼの家族エッセイなど、話題満載

混乱の中で脱出した満州の地を訪れることは、長い間、私の夢であった。母の衰えが目立つようになったここ数年は、早く母と一緒に訪れなくては、と年に何度も思った。母が歩けなくなったり、記憶がさらにおぼろになったら、二度と私は、自分の生まれた場所を見ることはできない、と思うようになっていた。他方では、80歳を超え、体力低下とわがまま増大の著しい母を、連れて旅することの憂鬱も感じていた。――(本分より)

内容(「BOOK」データベースより)

国語こそすべての知的活動の基礎だと説く「国語教育絶対論」のほか、母・藤原ていの名著『流れる星は生きている』の原点を親子三代でたずねる「満州再訪記」、ユーモアあふれるほのぼの家族エッセイなど、話題満載。

登録情報

  • 単行本: 216ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/4/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062117126
  • ISBN-13: 978-4062117128
  • 発売日: 2003/4/25
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (56件のカスタマーレビュー)
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42 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kh VINE™ メンバー
形式:単行本
 英語第二公用語論への理路整然とした反論はどうだろう。一度、「恥ずべき」日本の代表的知性を集めた懇談会委員と藤原正彦氏とをガチンコ対決させてみたい。

 教育を建て直すこと以外に、今この国を建て直すことは無理である。その中核にある国語の時間をなぜこれほどまでけずって平然としていられるのか。これが著者の主張。「国家の浮沈は小学校の国語にかかっている」。それなのに教科を平等にわりふる悪平等を平然と犯しているのは、国語を単に情報伝達の道具としか考えていないからだ。どれもこれも説得力がある。数学者の立場からすれば、円周率3などというのは犯罪的。「数学の魅力である一般性や意外さ、豊かさ、美しさを根こそぎにしてしまった」。

 この熱血漢をぜひ文部大臣にしてみたい。しかしそういう知性や決断のある政治家がいまの日本にいるだろうか。いや、こういう人こそ野において、自由に発言させるほうが、今の日本にとっては得策かもしれない。この人の書くものがおもしろいということは、すでに読者のほうがよくご存じだろう。母である藤原ていの『流れる星は生きている』の舞台、満州を母親をまじえて家族で旅行する「満州再訪記」は、満州国の出自と壊滅、それに翻弄された人間の物語として、書かれるべき人によって書かれた一文。満州国成立前後の世界と日本の状況が簡明にまとめられていて、へたな解説書などよりよほど時代の流れがよくわかる。一読の価値あり。

このレビューは参考になりましたか?
25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:単行本
△この本を読む前に著者の母・藤原てい氏の「流れる星は生きている」(中央公論新社ISBN: 4122040639)をまず手にとることをお勧めします。「祖国とは国語」の最後に収録されている「満州再訪記」は「流れる星…」の舞台となった地を半世紀以上たってから藤原てい氏を伴って訪れた記録だからです。「流れる星…」に描かれた筆舌に尽くしがたい混乱の中、幼子三人を抱えておよそ一年をかけて日本への生還を果たしたてい氏。齢八十を越えて彼の地を再訪した彼女の胸の内を思い、この「満州再訪記」を読みながら目頭が熱くなりました。

▼「国語教育絶対論」の項で触れているドーデ作「最後の授業」について一言。この小説はドイツに占領されたフランスのアルザス地方の教師が「フランス語を忘れない限り国は滅びない」と最後の授業で生徒に教え諭すという内容で、一時期までは日本の国語教科書では必ず取り上げられていました。藤原正彦氏も日本人が日本語を大切にすることを訴える材料として改めてこの小説に言及したのでしょうが、実のところドーデの小説はドイツ系の言語を話す子どもたちに外国語であるフランス語で授業をしていた教師の物語として現在では問題視されています。その間の事情について詳しく書かれた「ことばと国家」(田中克彦著/岩波新書81年刊ISBN: 4004201756)が出版されたことで、日本全国の国語の教科書からドーデの小説が一斉に姿を消してかなりの時間が経ちました。ですから「最後の授業」を例にとって国語の大切さを説くのは、残念ながら適当ではなかったと思います。

 ですが、だからといってこのエッセイ集「祖国とは国語」の価値がないということでは決してありません。氏の日本語への愛情はとてもあつく、私たちが自分たちの言葉をもっと慈しむべきだということを教えてくれていることにかわりはないのですから。

このレビューは参考になりましたか?
22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yu-ji
形式:文庫
父の教育の影響、若くしての数学研究者としての渡米など、氏の背景がよく分かります。

この本の前半を加筆、さらに平易にしたのが、ベストセラーの『国家の品格』です。

今の時代で全く同じことが出来るとは思えないが、色んな問題に接するにあたり氏の考えを念頭におくことは出来るだろう。
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投稿日: 2か月前 投稿者: 紅あづま
やや
他のエッセイ集(出版時期が早い物)と比べると新鮮な面白さが失せてきていると感じる。
投稿日: 9か月前 投稿者: レオナルド・ダ・ヴィンチ
藤原教授を文部科学大臣に・・・!
大変感動しました。小学校から英語の授業を・・・世の英語かぶれの親たちに読ませたいものです。
投稿日: 15か月前 投稿者: obama
英語ができると国語ができなくなるの?
深い思考ができるレベルの国語力を養成すべき、という意見と、古典を含む日本語文献を多く読むことにより日本的情緒を学ぶべき、という意見には、賛成です。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/23 投稿者: エルマ♪
気持ちよく読める日本語
藤原氏の「国家の品格」を読み感銘を受けたのは、何年前だろうか。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/3 投稿者: kojitan
一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数。
「国家の品格」の藤原正彦さんが、
ひたすら国語の必要性を説きます。

小学校における教科間の重要度は、... 続きを読む
投稿日: 2009/5/22 投稿者: koumei
やっぱ国語っすね!
著者いわく、数学と違って現実のものごとについて正しい判断をするには、ただ論理的であるばかりでなく、論理の出発点に妥当な仮説をもってくる必要がある、どんな仮説をもっ... 続きを読む
投稿日: 2008/9/7 投稿者: pp-tang
国語が全ての学習の基礎に全く同感
今小学校から英語、英語と騒ぎ立てている日本ですが、私も国語の基礎が出来ていないうちから外国語をやるのはどうかと同感です。著者は母国語をしっかり伸ばして、思考力を発... 続きを読む
投稿日: 2008/8/17 投稿者: ジュリエット
早期英語教育への反対と「祖国とは国語」という点では,私は藤原派です。
著者は、満州国生まれ(1943-)。作家の新田次郎・藤原ていの次男。東大数学科卒業(66年)。同大学院修士課程修了と同時に東京都立大学理学部助手(68年)。博士号... 続きを読む
投稿日: 2008/3/2 投稿者: BCKT
国語への情熱
1.家族に関するエッセイ
2.国語教育
3.満州探訪
という3つの部分から構成されています。... 続きを読む
投稿日: 2007/10/6 投稿者: あにも
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