「祈り 〜涙の軌道」、「End of the day」と解禁され、期待を裏切らない曲に心踊りました。
そして発売までフル解禁されず謎に包まれていた3曲目「pieces」
今回最も衝撃を受けた曲です。
最後にこんな隠し球を用意していたなんて・・・。
初聴の印象はつかみどころがない感じでした。
しかし、2回目、3回目と聴くに従い、
この曲が持つ不思議な世界に深く心をえぐられ、抜け出せなくなっている自分に気づきました。
従来のキャッチーなシングルとは様相が異なる、暗めでシリアスなサビは、歌詞とあいまって切なさを何倍にも増幅させています。
過去の楽曲の焼き直しではない、ミスチルが新たな段階に到達したと確信できるクオリティの楽曲と言えます。
そして充実のバンドサウンドと美しいストリングスの絶妙なバランスは近年のミスチルで群を抜いています。
特に中川さんのベースは桜井さんのお墨付きなだけあって素晴らしいです。
ピースが失われたパズル、でもその空白は夢を描くための余白・・・「いつか描いてたやつより本物にしよう」
主題歌になっている「僕らがいた」原作とリンクしている歌詞だと思われますが、
3.11以降、大切な何かを失った人々へのエールのようにも聴こえました。
未曾有の震災を経て、ミスチルが新たなステージに立ったことを心から喜べる作品です。