日経ビジネス
1年前のクリスマスイブに、1つのベンチャー企業が破産宣告を受けて倒産した。インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた、ハイパーネットという企業だ。1996年3月期には売上高約7億円、経常利益約2億円を記録。大手証券会社や銀行などから融資の申し出が殺到し、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長までが面会を求めてきたという"栄光"から、わずか2年足らずの間での転落劇だった。
なぜ、ハイパーネットは挫折したのか。当事者中の当事者だった「元社長」が倒産の理由を1冊にまとめたが、決して恨みつらみを述べただけの告白本ではない。著者の体験は、日本ではなかなかベンチャー企業が育たない原因がどこにあるのかを浮き彫りにしている。
米国のビジネススクールでは、事業に失敗した経営者が講師となり、体験を語る授業が珍しくないという。倒産までの過程を書き記すことで、その役目を果たそうという著者の熱意が、悔恨の念とともに伝わってくる。
(日経ビジネス1998/12/14号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
おれが書かなきゃ、だれが書く。注目のベンチャー企業は、なぜ倒産したのか。迫真の告白ノンフィクション。
内容(「MARC」データベースより)
1997年12月24日、ハイパーネットは裁判所より破産宣告を受けた。負債総額37億円。注目のベンチャー企業はなぜ倒産したのか。元社長の著者が起業家としての人生を振り返りながら綴る迫真の告白ノンフィクション。