本書は、人間と服装との関わりについて、色々な具体例を挙げながら、著者が思うところを述べた、服装に関するエッセイ集という位置づけでしょうか。
本書で触れられているのは、個々の服装選びの方法ではなく、服装選びに際しての心のあり方であり、したがって、本書を読んだからといって、すぐに服装センスが良くなるわけではないでしょう。
しかし、それは、本書が無用の長物であるということを意味しません。どのような服を選ぶかは、服を着る人の考え、姿勢が反映されるものでありますから、自分が、どのように服とつきあっていくかを考えるという意味では、本書は、とても有益な視点を提供してくれると思います。
その意味で、「社長でない人」にも、お薦めしたい本です。