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社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
 
 

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 [単行本]

イヴォン シュイナード , Yvon Chouinard , 森 摂
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

商品の説明

社員をサーフィンに行かせよう
米パタゴニアの創業者でオーナーである著者が、その歴史と理念を綴る。

書名の通り、パタゴニアの社員は勤務時間中、いつでもサーフィンに行っていい。サーフィンに限らず、登山、釣り、自転車など、どんなスポーツでも構わない。その分、仕事をする時には熱心に、効率よく、責任感を持って取り組むことを求める。「社員をサーフィンに行かせよう」という精神は、フレックスタイム、ジョブシェアリングなどの思想を具現化したもの。こうした融通性で、アウトドアスポーツに深い知識と経験を持つ貴重な人材を社内にとどめてきたという。

著者は、ビジネスで最も重要で最優先すべき使命は「地球を守ること」だと強調する。飲料ペットボトルを再生してジャケット用素材に変える処理法を開発したり、製品をオーガニックコットンへ切り替えたりしてきたのは、そうした方針の表れだ。2001年には、売上高の1%以上を環境保護団体に寄付する企業同盟「1% for the Planet」を共同設立。現在ではこの同盟に約500の企業が参加する。

著者は「パタゴニアが100年後も存在することを前提として経営している」と記す。ビジネス界の常識を覆すような様々な取り組みから、「永続する企業」のあり方を探ることができる。


(日経ビジネス 2007/05/21 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

 私たちの会社で「社員をサーフィンに行かせよう」と言い出し
たのはずいぶん前からのことだ。私たちの会社では、本当に社員はいつでもサー
フィンに行っていいのだ。もちろん、勤務時間中でもだ。平日の午前十一時だろ
うが、午後二時だろうがかまわない。いい波が来ているのに、サーフィンに出か
けないほうがおかしい。
 私は、数あるスポーツの中でもサーフィンが最も好きなので、この言葉を使っ
たが、登山、フィッシング、自転車、ランニングなど、ほかのどんなスポーツで
もかまわない。

 私が「社員をサーフィンに行かせよう」と言い出したのには、実はいくつか狙
いがある。

 第一は「責任感」だ。私は、社員一人一人が責任をもって仕事をしてほしいと
思っている。いまからサーフィンに行ってもいいか、いつまでに仕事を終えなけ
ればならないかなどと、いちいち上司にお伺いを立てるようではいけない。もし
サーフィンに行くことで仕事が遅れたら、夜や週末に仕事をして、遅れを取り戻
せばいい。そんな判断を社員一人一人が自分でできるような組織を望んでいる。

 第二は「効率性」だ。自分が好きなことを思いっきりやれば、仕事もはかど
る。午後にいい波が来るとわかれば、サーフィンに出かけることを考える。する
と、その前の数時間の仕事はとても効率的になる。机に座っていても、実は仕事
をしていないビジネスマンは多い。彼らは、どこにも出かけない代わりに、仕事
もあまりしない。仕事をしている振りをしているだけだ。そこに生産性はない。

 第三は「融通をきかせること」だ。サーフィンでは「来週の土曜日の午後4
時から」などと、前もって予定を組むことはできない。その時間にいい波がくる
かどうかわからないからだ。もしあなたが真剣なサーファーやスキーヤーだった
ら、いい波が来たら、すぐに出かけられるように、常日頃から生活や仕事のスタ
イルをフレキシブルにしておかなければならない。

 第四は「協調性」だ。パタゴニアには、「私がサーフィンに行っている間
に取引先から電話があると思うので、受けておいてほしい」と誰かが頼むと、
「ああ、いいよ。楽しんでおいで」と誰もが言う雰囲気がある。一人の社
員が仕事を抱え込むのではなく、周囲がお互いの仕事を知っていれば、誰か
が病気になったとしても、あるいは子どもが生まれて三カ月休んだとしても、お
互いが助け合える。お互いが信頼し合ってこそ、機能する仕組みだ。

 結局、「社員をサーフィンに行かせよう」という精神は、私たちの会社の「フ
レックスタイム」と「ジョブシェアリング」の考え方を具現化したものにほかな
らない。この精神は、会社が従業員を信頼していていないと成立しない。社員が
会社の外にいる以上、どこかでサボっているかも知れないからだ。
 しかし、経営者がいちいちそれを心配していては成り立たない。私たち経営陣
は、仕事がいつも期日通りに終わり、きちんと成果をあげられることを信じてい
るし、社員たちもその期待に応えてくれる。お互いに信頼関係があるからこそ、
この言葉が機能するのだ。

(日本語版への序文より)

内容(「BOOK」データベースより)

ビジネスの常識を覆す永続する企業の経営哲学。著名なクライマーであり、サーファー、カヤッカー、スキーヤー、鍛冶職人、環境保護主義者でもある、イヴォン・シュイナードが、百年後も存在するために、従来の常識に挑み、信頼できる新しいビジネスの形を世界に訴えかける会社“パタゴニア”の歴史と理念を語る。

カバーの折り返し

 本書の完成までに、実に十五年の歳月がかかった。それだけ長い
時を費やしてようやく次のことを立証することができたのだ。

 従来の規範に従わなくてもビジネスは立ちゆくばかりか、いっそう機能するこ
とを。百年後も存続したいと望む企業にとっては、とりわけそうであることを。

著者について

イヴォン・シュイナード
 アウトドア衣料メーカー、パタゴニア社の創業者/オーナー。1950年代後半に
クライミング道具の製造販売から出発した同社は、世界で初めてすべてのコット
ン製品をオーガニックに切り替えたり、他社に先駆けてペットボトルからの再生
繊維を使ったフリースを販売するなど、製品品質と環境を重視する経営で知ら
れ、日本でも登山やスキーの愛好家や環境保護に共感する人たちを中心に人気が
ある。2001年には、売上高の1%以上を自然環境の保護および回復を精力的に
推進する団体に寄付する企業同盟「1% for the Planet(地球のための1%)」
を共同設立し、さまざまな環境団体を支援している。アメリカのみならず、ヨー
ロッパ、日本でもビジネスを展開する一方で、60歳を過ぎた今でも、サーフィン
やフライフィッシングなど、多くの時間を自然とともに過ごしている。

訳者:森 摂(もり せつ)
 ジャーナリスト。東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社
入社。1998~2001年ロサンゼルス支局長。2002年退社。現在は、ジャーナリスト
のネットワークであるNPO法人ユナイテッド・フィーチャー・プレス(ufp)代表
および雑誌『オルタナ』編集長として、日米企業の経営戦略、マーケティング
戦略など、ビジネス分野を中心に精力的な取材・執筆活動を行っている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

シュイナード,イヴォン
アウトドア衣料メーカー、パタゴニア社の創業者/オーナー。アメリカのみならず、ヨーロッパ、日本でもビジネスを展開する一方で、60歳を過ぎた今でも、サーフィンやフライフィッシングなど、多くの時間を自然とともに過ごしている

森 摂
ジャーナリスト。東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。1998~2001年ロサンゼルス支局長。2002年退社。現在は、ジャーナリストのネットワークであるNPO法人ユナイテッド・フィーチャー・プレス(ufp)代表および雑誌『オルタナ』編集長として、日米企業の経営戦略、マーケティング戦略など、ビジネス分野を中心に精力的な取材・執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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