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それを実現するには、実体をさらけ出すことにあると、見事に喝破した21の経営陣に敬意を表したい。会社を私(わたくし)しないで「出資」と「貢献度」、「責任」と「成果配分」が微妙にバランスを保ち続けるには、単純にまねをしても上手く行かない。それには、同様のことをしようと言う各社ごとの不断の努力が要求される、厳しいシステムだという認識で、この本を読みたい。
・いっさいの利益を社員で山分けし、顧客にも還元
(利益を残さない会社)
・株主は社員で、社員による共同経営
(仲間主義で雇用者・被雇用者の関係が希薄な会社)
・人事破壊で合理化
(間接部門がなく、管理職もいない会社)
・会社の業績、財務状況、全社員の給与・賞与明細などの情報開示
(透明経営の会社)
・社員間の競争排除
(ノルマ・目標を設定せず、成果・能力主義でない会社)
会社のありかたの1つの方法だと思う。
会社はだれのものか?
中小企業で多いのは、社長の物という場合。
大企業で多いのは、株主の者という場合。
そうではなく、上場をしないで、
会社は社員の物であると宣言する場合もある。それがこの例だ。
グローバルスタンダードに対抗するには、
このようなローカルスタンダードだと思った。
そういう意味で勉強になった本でした。
・相互不信を前提にするグローバル・スタンダード(ホントはアメリカン・スタンダード)クソ食らえで、社員を信頼してまかせてしまうローカル・スタンダード(日本式経営)。
・社内に利益を残さずお客さんに換言してしまう安売り体制。
・余計な管理費をかけないドンブリ勘定の社内査定。
・社長はただのお飾りで4年交代、権限は各店が持つ現場主義。
・リストラ組の再会と旗揚げ。
この本!!だけを読んでいると、21ってどんなに素晴らしいメガネ屋さんかと思ってしまう。ところがですね、私が現場調査できなかったので、代わりにこの業界に詳しい知人に聞いてみると、そうでもないと言うんですね。
つまり、ファッションとしてのメガネをたくさん持っていたい人には安くていいんだけれど、ド近眼の上に乱視が入って四六時中メガネのお世話になっているベテラン・ユーザーには物足りない店だと。どこが物足りないのか、その人から聞きはしましたが、あんまり伝聞情報を載せるのも何なので、あとはご自身でお店に足を運んでお確かめ下さい。
ただ、こういうユニークな経営形態もあるのだよと教えてくれ、リストラされた人たちにもこんなことができるのだよと励ましてくれる点では、間違いなくいい!!本です。だから、店舗の経営にいくらかでも興味がある人なら、読む価値はあると思います。ただし、社員の幸福とお客さんの幸福とは、客層によっては必ずしも一致しないことがあるので、その点にだけはご注意下さい。
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