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社会生物学論争史〈2〉―誰もが真理を擁護していた
 
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社会生物学論争史〈2〉―誰もが真理を擁護していた [単行本]

ウリカ セーゲルストローレ , Ullica Segerstrale , 垂水 雄二
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ただの政治的“氏か育ちか”論争?いや違う。では、四半世紀の道徳劇か。善い科学と悪い科学、プランター対ウィーダー、ナチュラリスト対実験主義者、モデルと実在、そして対立の核心に迫る。

内容(「MARC」データベースより)

ただの政治的「氏か育ちか」論争? いや違う。では、四半世紀の道徳劇か。善い科学と悪い科学、プランター対ウィーダー、ナチュラリスト対実験主義者、モデルと実在、そして対立の核心に迫る。

登録情報

  • 単行本: 776ページ
  • 出版社: みすず書房 (2005/02)
  • ISBN-10: 4622071320
  • ISBN-13: 978-4622071327
  • 発売日: 2005/02
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
1,2巻通して700ページを越す大著.
著者はこの論争をそもそものはじめから近くから見ていた社会学者でなかなか物のわかった著述振りである.全体を通してはウィルソン,ドーキンスに好意的.(これは少なくともその政治的立場を離れた論理的な主張においてはウィルソン,ドーキンスの言い分の方が涼やかという著者の自然な判断の反映と思われる.)

ようやく収束してきた感はあるがこの大論争はすでに30年が経過している.本書はいろいろな視点からこの論争の中身をとらえて解説しており,それぞれなかなか興味深い.

2巻では論争の背後にはナチュラリストとしてのウィルソン,ドーキンスの見方(目の前にある事実から真実を知りたいという素直な気持ち)と分子生物学者としてのルウォンティンのものの見方が異なることが明らかになる.そしてこれが「還元主義」ということがなぜ批判として成立すると批判者が信じるのかの鍵となる.

また科学者は実は自分の道徳性をディスプレーするために論争している側面があると語られ,そうしてグールドとドーキンスはどちらも相手の主張に反対することがお互いに自分の主張を続けるという点でメリットがあったのではないかと指摘される.

最後にウィルソンの近著「コンシリエンス」(邦題「知の挑戦」)に触れ,社会生物学派の中でも科学的真理と道徳的真理についてはそれが全く別のものとするドーキンスの立場と科学的真理は道徳を説明でき,よりよい人類社会の構築に近づけるとするウィルソンの立場に分かれることが説明される.

さまざまな視点からこの論争全体を眺められ,またそれぞれの登場人物の人となりにも触れられており充実した読後感を味わえる.

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