本書の帯に「すべてはあなたからはじまる!」と書かれているように、
本書はまさしく「溢れる情報に惑わされず、自分の意見をもち、発信することの大切さ」を説いています。
著者は「ルポ 貧困大国アメリカ」で有名ですが、本書では主にアメリカの事例を取り上げて、
メディアの情報に振り回されずに自分自身で真実を見つけることでどのように社会を変えてきたのか、ということを述べています。
私が最も考えさせられ、また同世代の若者たちに伝えたいと感じた部分は、AARP(全米退職者協会)について述べている部分です。
彼らのような退職者は“選挙に行くこと”が政治参加であるとは全く考えていないとのことです。
本当に大切なのは選挙の後、“政治を手綱をつないでおくこと”なのです。
いま、若者の投票率の低下が声高に叫ばれていて、確かに問題ではあります。
しかし、本当に大切なことは様々なところから情報を集めて、自分の意見に昇華して発信し、政治を監視することではないでしょうか。
若者よ、“すべてはあなたからはじまる”のです。
閉塞された世の中に、自分自身のできることを見つめなおし、勇気づけてくれる一冊でした。