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磯江毅 写実考──Gustavo ISOE's Works 1974-2007
 
 

磯江毅 写実考──Gustavo ISOE's Works 1974-2007 [大型本]

磯江毅
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

スペインを拠点に活動した現代リアリズム絵画の第一人者、磯江毅(1954-2007)。高い精神性をたたえた細密表現をあますところなく伝える。

1954年大阪生まれの磯江毅は、19歳で単身スペインに渡り、マドリードのプラド美術館の作品群、中でもドイツのアルブレヒト・デューラーやフランドル派のヴァン・デル・ウェイデンらの作品に魅了され、模写をし、また人体デッサンを学び、同時代のスペインのリアリズム絵画作家と共感し、以来、約30年間マドリードを拠点に制作活動を続けた。リアリズム絵画の伝統が色濃く残り、いまなお写実表現の新たな展開を見せるスペインで、「Gustavo ISOE」という名で活躍した。その精緻な質感表現と静寂に包まれた画面は、超絶技巧という言葉だけでは語りつくせない、絵画の本質的な問いかけを観るものに突きつける。

リアリティーとは何か──つねにそれを追い求めた彼の生涯は、画家としての円熟期にさしかかり、その最高を迎えたときに人生を全うした。53歳という早すぎる死は磯江にとって悲しいことであり、彼の絵を見るものにとっては大きな喪失だといえよう。

磯江毅が一貫して追い求めた独自の写実絵画、その精緻な表現のすべてを、彼が残した多くの作品(ほぼ全作品に近い)を通してヴィジュアルで紹介。
ほかに、磯江自身による写実絵画論とともに、生前交流のあった木下亮(昭和女子大教授、美術史家)をはじめ、マドリード・リアリズムの画家アントニオ・ロペス・ガルシア、マヌエル・フランケロらが磯江の世界について執筆。

カバーの折り返し

磯江毅の作品に初めて接したときの
新鮮な感動と衝撃を忘れることはない。
人は清らかに魂をさらけ出し、物は確固として存在する。
これほど時代を超えた写実があろうか。
磯江毅は夭逝した。だが、絵は残った。   
                   ──佐伯泰秀(作家)

登録情報

  • 大型本: 216ページ
  • 出版社: 美術出版社 (2009/3/26)
  • ISBN-10: 4568103738
  • ISBN-13: 978-4568103731
  • 発売日: 2009/3/26
  • 商品の寸法: 28.2 x 23.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 299,450位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
不覚でした 2009/6/10
形式:大型本
私とほぼ同世代で2年前に亡くなった写実画家磯江さんのことはネットで調べものをしているとき偶然知り、これは・・と思いすぐに画集を購入しました。スペインに行って制作している同級生も後輩もいるのにどうして存命中に知らなかったんだろうと非常に残念です。友人の写実画家に聞いてみたら会った事もあるし作品も良く知ってるとの事。知る人ぞ知る人だったようです。写実画家のなかでも突出していると思うのは職人的ともいえる技術だけではなく対象に対する集中力、思索的な静けさ、精神性の深さです。絵にならないものなどないということを思い知らされます。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:大型本
20世紀末から21世紀初頭のリアリズムの巨星。
静物を中心とした、何気ないモチーフのデッサンが主だが
一枚一枚が、どれもシンプルな画面構成ながら
その非凡の筆致により、見る者を飽きさせず大変味わい深い。
布の柔らかさ、金属の反射、人肌の温かみ、葡萄の艶、
あらゆる質感を実体以上に描きわけ、描き尽くす、その妙技は
恐らく、風の無い湖面のように静かに澄みきった
達人の淀みなき精神性、集中力の表れなのだろう。
そのストイックなストロークのひとつひとつに
とっくりと目を凝らしてゆくうちに、自身の心もまた
心地良く静まってゆくのを感じる。
物たちの細部を観察し尽くす執拗な集中が、それらを
世界の全てを明鏡の如く明瞭に映し出すまでに磨きあげるのか。
その「物」らは、磨きあげられた作家の精神を、さらには
我々鑑賞者の心をも映しだす鏡そのものとなるのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ikeike
形式:大型本|Amazonが確認した購入
磯江毅の画業が凝縮されている素晴しい一冊。彼の緻密な仕事に応えるかのように、数々の図版はもちろん、彼が残した言葉や周辺の画家たちの様子など細部にわたって編集され、リアリズムに傾倒している画家や画学生にとって、大きな刺激となるであろう一冊に仕上がっている。そして、この画集を見終わった後、日本の美術界、いや世界の美術界において本当に惜しい人を失ったのだと改めて感じさせる一冊でもある。
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