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磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス
 
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磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス [単行本]

山本 義隆
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

古代以来、もっぱら磁力によって例示されてきた“遠隔力”は、近代自然科学の誕生をしるしづける力概念の確立にどのように結びついていったのか。第2巻では、従来の力学史・電磁気学史でほとんど無視されてきたといっていいルネサンス期を探る。本書は技術者たちの技術にたいする実験的・合理的アプローチと、俗語による科学書執筆の意味を重視しつつ、思想の枠組としての魔術がはたした役割に最大の注目を払う。脱神秘化する魔術と理論化される技術。清新の気にみちた時代に、やがてふたつの流れは合流し、後期ルネサンスの魔術思想の変質―実験魔術―をへて、新しい科学の思想と方法を産み出すのである。

内容(「MARC」データベースより)

脱神秘化していく魔術と、理論化される技術。ルネサンス期に「遠隔力」概念を担った「実験魔術」とは? 新知見ときめ細かな論証、ダイナミックな歴史の描出。西洋近代科学技術誕生の謎に真っ向からとりくんだ渾身の書き下し。

登録情報

  • 単行本: 618ページ
  • 出版社: みすず書房 (2003/5/1)
  • ISBN-10: 462208032X
  • ISBN-13: 978-4622080329
  • 発売日: 2003/5/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本シリーズは、物理学史でほとんど省みられることがなかったという、中世ヨーロッパの磁力観について、数々の文献による根拠を挙げながら、当時の思想的・歴史的背景を交えて解説している。本書はその第2冊で、ルネサンスの前期と後期における"魔術"の変遷と磁力の関係についてふれられている。

 ルネサンス期に生じた学問の変化の理由として挙げられているのが、印刷術の普及と大航海時代である。前者は利潤追求の観点から、それまでの学術言語であったラテン語から、読者層の多い自国語の文献の増加を招いた。後者は観測点の増加の観点から、これまで盲信されてきた古代の文献の権威低下を招いた。

 これらの転換点を境に、同じ不可思議な磁気現象にもかかわらず、神・天使・悪魔など外因によってもたらされると考えられていたものが、自然の内因に起因するとみなされるようになった。また、思弁的文献的現象論が、実験的現象論に変化し、近代物理学への道を開くことになる。

 これを読んでちょっとでも興味を引かれた方は、ご一読いただかれてはいかがでしょうか。
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形式:単行本
磁力と重力、という観点から科学哲学史を紐解く本です。
本書第二巻は、中世を脱し近代にさしかかるルネッサンスが舞台です。

以下は本文を読んで思った感想です。
必ずしも本書の内容と一致しているわけではありませんが、いろんなことに思いを馳せずにはいられませんでした。

 * * * * *

この時代の大きな特色としては、以下があります。

 1.大航海時代

 2.魔術の時代

いずれも磁力、磁石というものが大きな意味を持ちます。
この時代になり、ようやく人々は古典からではなく、自然の観察から知識をつむぎだすことに意義を認めるようになります。

 ・ルネッサンスという時代の空気のなせる業だったのか
 ・大航海時代によるビジネスの急激な拡大が、高度に合理的な判断を要請したのか
 ・教会の支配力低下、人々の魔術への傾倒によるものか
  →イスラム圏からの魔術(錬金術=化学、数学、技術、etc...)の影響は?

こんな中で、遠隔力を作用させる磁石というものはきわめて特異な存在だったものと思われます。
本書がなぜ、「磁力」という切り口で科学哲学史を語る本なのか、その意味がこの巻を読むと、よくわかります。

こんなグッチョグチョの坩堝のような状況から、近代合理精神の粋である科学が、一歩ずつ成長する様が確認できて、非常に興味深いです。

本書の著者の慧眼と博識に脱帽です!
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
3巻すべてを読破するには、僕の根気も知識も少なすぎる。
物理に詳しい友ににそれを訴えたら、2巻だけでも充分に
面白いそうだ。
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