欧米では有名(らしい)Todhunterの"History of the theory of probability"の邦訳です。
原書はFirst Editionが1865年とかなり古く、読むのに抵抗があります。そのため、関心のある人も出来れば日本語で読みたいと思われるのではないでしょうか?
その点、訳者の邦訳はこなれており、また数学史に対する造詣の深さがうかがえます。ですから翻訳書にありがちな「日本語としての読みづらさ」はそれほど感じません。
残念なのは(内容とは関係ありませんが)、原書と比べてサイズがだいぶ大きくなってしまったことです。それを除けばとても良い仕事をなされたものと思います。