eufonius、メジャーからは約2年ぶりとなるオリジナルアルバム「碧のスケープ」。
タイトル通り透明感だったり、青春だったり、神秘的な美しさだったり、或いは憂鬱な気持ちすら描いているような、
見事なまでに「青さ」を表現した出色のアルバムである。
また挑戦的なアルバムだな、と。
ポップというフォーマットの中でどこまで独自色を出せるかに拘ったサウンドと構成。
特に新機軸であるデジポップ調の「Gebiet」からゆったりとした「elekto」、インストのピアノソロ「そのままの僕で」につなげて
今や代表曲である「リフレクティア」に行く流れは流石に驚いたし、面白いと思った。
そして曲調としても新たなチャレンジがいっぱい。
前述の「Gebiet」をはじめとして、珍しくダークな世界観のポスト・ロック「碧色の空」や
童謡のようなメロディから後半でシリアスなバラードに変わる「Angel on tree」、
彼らにしてはマイナーコード押しのコアなオルタナポップ「Aporia」、
最後に聖歌のような「空想庭園」を配置するなど、メジャーデビューから5周年、
確かな音楽的成長と進化を感じることの出来る会心の一枚だと思う。
とはいえ、最初は奇抜な構成と多少の変化におや?と思われる可能性もあると思う。
しかし何度も繰り返し聴くことによって色々と面白いな、と感じる部分も出てくると思います。 これまでに負けないくらいポップで、新しい音。
ジャケットやブックレットで初めて顔出しされているのも、ある種の決意が感じられて何だか嬉しい。
尚、今作にはシングルでも切られたポップが溢れ出したような名曲「リフレクティア」も収録されている。
純度の塊のようなこの曲は是が非でも聴いてもらいたい。
また今年出た胸を射抜くようなキラーチューンの「phosphorus」も入り口にはふさわしいと思う。
兎に角、素晴らしいポップ・ミュージックです。またも傑作。