☆「少年ジャンプ」黎明期を代表する超大作『男一匹ガキ大将』や、『俺の空』、大ヒット作、『サラリーマン金太郎』等を描いた、漫画家界の【ドン】本宮ひろ志がソフト?な番長の痛快な大活躍を描く好編で、主人公である山崎銀次郎に両親はおらず、死別した兄の子供まもるを背負って学校に通い、たった1人で働きながら長屋暮らしをしている天涯孤独な少年であり、ケンカに強く義理人情を重んじる硬派な熱血漢であった。学校内でも男女両生徒から一目置かれ、尊敬されていた。そんな彼の疎い?欠点弱味は極度の〈女嫌い〉。そこへ、小沢高子という天真爛漫で明るい女の子が現れ、銀次郎の人生を変えていく。というお話を本宮らしからぬ?少女漫画風にして、ドタバタコメディ劇調なのが新鮮でお色気まで加えられている。勿論、お得意の荒々しい大暴れの描写も満載で本宮らしい相変わらずのハチャメチャな見せ場になっている。社会的ルールに縛られない銀次郎の男らしい真っ当な生き様には感情移入することができるでしょう。ただ、後半にかけてのスポーツ漫画路線とケンカ重視の展開はマンネリ=暴走気味であり、人情味が損なわれているのは残念。騒がしくてアクの強い表現も手痛いマイナス。学校と町の平和を守る子連れ大番長、山崎銀次郎の凛々しい姿に燃えてください!★。