他国、他者を理解しようとしない典型的な超大国アメリカにおいて、日本軍側からの視点で描かれたこの作品が適切な評価を受けていることは、日本人としてうれしい限りです。製作に携わった方々に感謝します。あまり戦闘の激しさが伝わってこないことや、36日間をどのように戦い抜いたのか、ほとんど分からないのは確かです。また、CGは豪華ですが、全体的にチープな感じがすることも否定できません。しかし、この映画の本題はそのようなことではなく、「軍人兵士も家族に手紙を書いたりする生身の人間であって、それは日米とも同じだ」と言いたかったのだと思います。この映画の中で、日本軍は敵の捕虜を正しく扱いましたが、米軍が降伏している日本兵を殺害する場面があります。つまり公平な展開ではなく、やや日本寄りに出来ているわけですが、そういうストーリーは、「戦争を早く終結させるために原爆を使用して良かった、いつもアメリカが正義だ」と刷り込まれているアメリカ人には、これは新鮮だと、一部に受入れられたのではないかと思います。日本人が観てどうのこうの言うより、より多くのアメリカ人に観て欲しいところですが、恥を忍んで言えば、私はレビューを英語で書く力がありません。残念。