「身売りした父に代わり漁に出て母と弟妹とともにくらす少年。
彼が住む貧しい漁村とそこに恵みをもたらす「お船様」の話。」
もしこれを読んでいる方が、まだ粗筋や内容に触れていないなら
これ以上情報収集せずに読んでいただきたい。
ネットで事前情報を収集する方はあまり気にしないのかもしれないが
吉村昭の事実を淡々と描くスタイルをより楽しむためには
極力予備知識を入れないほうが良いと思う。
私は裏表紙の粗筋を目を通してから読んだが、
それですら語りすぎに感じられ…、っていうかばらして良いことと悪いことがあるでしょうに…。
知らぬまま読んだらいっそう楽しめたのにと非常に残念だった。
予備知識を詰めることで新たな発見があるなら
それは読了後に読みなおせばいいだけのことなので、
さして長い話でもないので
ぜひ、レビューという名の完全なネタばらしを目にする前にとりあえず読んでしまってほしい。