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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
面白いがミステリーとしてはどうか,
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レビュー対象商品: 破線のマリス (講談社文庫) (文庫)
テレビの脚本家である著者の作品であり、テレビの内情の描写は真実味を感じさせられる。一人の人間の意志による映像編集により一人の人間の生活が破壊される危うさ、報道の自由と個人のプライバシーの関係、について考えさせられた。現在の情報社会において情報を鵜呑みにしがちな現代人に対する警鐘を鳴らしているようにも感じられる。ただ本作品をミステリーとして考えると、ミステリーの大前提である事件の謎が結局解決しないまま終わってしまう点など若干の不備は見られる。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
共感しにくい主人公,
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レビュー対象商品: 破線のマリス (講談社文庫) (文庫)
報道ニュース番組がどのように作られて行くのか興味深く読ませ、内幕を知っている作家ならではの筆力で、読者も現場にいて 時間との闘いに参加しているような気分にさせてくれる。 ただ、読後の爽快感は感じられない。 彼女が家族より仕事をとるに至った状況を あまりに簡単な描写ですませている点、 官僚・麻生など、興味深い人物も登場するが、
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
メディア論の入門書としても,
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レビュー対象商品: 破線のマリス (講談社文庫) (文庫)
第43回江戸川乱歩賞受賞作。実は先に映画を見てしまった。 そこそこの出来だったのだがいくつか納得できないところがあって おそらくそれを原作は解決してくれるだろうと。 あたり。 監督官庁にけんかを売れるような骨のあるテレビ局はないよね。 だから被害者には一介の市井の人を当てるとより報道による人権の侵害を効果的に描けるのではと思ったのだけど。 テレビの裏側 報道の裏側 そして監督官庁との力関係。 こうしたことってやっぱりこの作品の加害者と被害者の組み合わせじゃないとでてこない。 放送法や免許の更新についてもやさしくかつ流れをそこなわないように説明してくれていてそれもマル。 5W1H FOR WHOM FOR WHAT の くだりなんかは 今はやりの『負け犬の遠吠え』を思わせるような主人公の描写もいい。 留守電のランプに孤独からの救いを求めるところなんかね。 被害者と加害者がめまぐるしく(はちょっとオーバーかな)入れ替わって 何よりテンポのある文体だから読みやすい。 さりげなくはじめの方の局内の情景描写なんかもさすがに内情を知っている人だなあと。 純粋なミステリーとしてはどうかな というところもあるけれど。 メディア論って避けて通れないし、だったら最高の入門書のひとつとしてこいつをお勧めしたいな。
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