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破獄 (新潮文庫)
 
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破獄 (新潮文庫) [文庫]

吉村 昭
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

昭和11年青森刑務所脱獄。昭和17年秋田刑務所脱獄。昭和19年網走刑務所脱獄。昭和23年札幌刑務所脱獄。犯罪史上未曽有の4度の脱獄を実行した無期刑囚佐久間清太郎。その緻密な計画と大胆な行動力、超人的ともいえる手口を、戦中・戦後の混乱した時代背景に重ねて入念に追跡し、獄房で厳重な監視を受ける彼と、彼を閉じこめた男たちの息詰る闘いを描破した力編。読売文学賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 371ページ
  • 出版社: 新潮社 (1986/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101117217
  • ISBN-13: 978-4101117218
  • 発売日: 1986/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 11,806位 (本のベストセラーを見る)
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矯正とは 2004/7/23
形式:文庫
 刑務所の非人道的な処罰に反抗し4度の脱獄をはたす主人公。
 しかし、最後は人のあたたかさにふれ、改悛の情をしめす主人公。
 力でおさえつけることのあさはかさをあざ笑った主人公が、最後に刑に服したのは、単に年齢からくるおとろえではなく、人の情けに触れたからであろう。
 時代背景も併せ、矯正ということの難しさを考えさせられる作品。
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形式:文庫
 脱獄を繰り返した人のノンフィクション的な話です。全体的に淡々と話が進む中で、映像が浮かぶような現実感がありました。主人公のかなりスーパーマン的な人物でありながら、非常に人間味がある。でも、決して魅力的な人間ではありません。自首、逮捕、脱獄、逃亡を繰り返します。脱獄の手口はなるほどよく考えられた様々な手法があり、また著者の解説をする語り口も魅力的です。しかしながら、現代の科学的な刑務のもとではではおそらく不可能であろうと思います。
 単なる脱獄犯の話ではなく、著者はその時代に何か起こっていたかということを多く語っています。第二次世界大戦を交えた昭和の初期から戦後にかけての時代背景を織り込みながら、敗戦ムード漂う状況から米軍統治にいたった時期における刑務所、拘置所の状況も時代に揺れる様を表現し、看守の心理状況も伝えている。
 読後感が非常によかったです。
 
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
すごすぎる 2005/11/1
By カスタマー
形式:文庫
犯罪史上未曾有の4度の脱獄に成功した男・・・
この言葉だけで非常に興味がわいてくる本書ですが、内容もすばらしいものでした。おそらく文学的にかなり昇華されているのでしょうが、吉村氏は徹底的に事実を重んじる方なので本書で語られることは事実に則したものなのでしょう。
主人公佐久間清太郎のモデルとなったY,Sの言葉に「人間が作ったものに壊せないものはない。」というものがありますが、まさにそれを実感します。
ぜひ幻冬社アウトロー文庫より刊行されている『脱獄王』と併読していただきです。
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