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破局 (異色作家短篇集)
 
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破局 (異色作家短篇集) [単行本]

ダフネ・デュ モーリア , Daphne du Maurier , 吉田 誠一
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

あなたの目の前にこの世でもっとも危険な陥穽がが口を開いている。人生の断面を鋭く抉る六つの物語。

内容(「MARC」データベースより)

事件はいつも、予期しないときに襲ってくる。それはそっと忍び寄り、背後でじっと待ち構えている…。ヒッチコックが映画化した「レベッカ」「鳥」で知られる著者が人生の断面を鋭く抉る6つの物語。

登録情報

  • 単行本: 268ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/05)
  • ISBN-10: 4152087277
  • ISBN-13: 978-4152087270
  • 発売日: 2006/05
  • 商品の寸法: 17.8 x 9.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 121,843位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
1.アリバイ

2.青いレンズ

3.美少年

4.皇女

5.荒れ野

6.あおがい

以上の全6話が収録されています。

同シリーズの既出版本と比べると話数が少ないのですが、そんなことは全然気にならない程、1話1話読み応え充分でした。

ヨーロッパ特有の陰鬱な雰囲気、どこかに絶対いそうな人、誰しもが必ず持っているような欲望、屈折した感情、ありきたりに感じる題材も見事に調理しています。

女性らしさと女性が書いたとは思えない筆致が咬み合って、静かな中にもそこはかとない恐ろしさを醸し出しています。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夢追人009 トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
名作『レベッカ』『鳥』で知られるサスペンスの女王デュ・モーリア女史の秀作集。日本では待望久しく42年振りに復刊された本書は、時の狭間に埋もれた幻の書と言えます。内容的には、現代にあっても風化しない普遍性を持った人間ドラマが描かれており、因果応報・自業自得の結末ですが、無器用だけれど憎めない人々の姿が胸を打ちます。

『アリバイ』は、日々の生活に倦怠を覚えた男が、見知らぬ街角の下宿屋を訪れて、そこに暮らす孤独な境遇の女と赤ん坊を殺そうと思い立ちます。自分を画家と偽って次第に親密さを増して行きますが、ある日男が旅に出ると告げた時に不幸が始まります。旅立ちの朝、女に荷物を託された男が自宅へ帰る道で、警官が彼を追いかけ・・・・。本当は勇気も無いのに踏み込んだ気晴らしの果てに男を待ち受ける運命とは・・・・。
『青いレンズ』は、眼の手術を受けた女が病院で包帯を外して見ると、何と周囲の医者たちが皆動物の仮面をつけています。良く見れば、それは仮面では無く直接首につながっていて、訪れた恋人も動物に見えるに及んで彼女は恐怖に怯えます。病院から逃げようとした彼女は結局連れ戻されてしまい、翌朝新しいレンズをつけて目覚めるのですが・・・・。

他の四篇も、思いがけない運命に翻弄される社会や人間を、鋭く冷徹な視点で捉えた現代の寓話です。地味だけれど、ほろ苦く味わい深い大人の小説を読みたい方には、最適の一冊だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 巻末の解説によると 40数年ぶりの再版とのこと。
にも拘らず全然旧さを感じさせない内容及び読みやすい訳文で あっという間に読了しました。 ハッピーエンドで終わる作品はひとつとしてありませんが読後感はなぜかすっきり。
ある小国家に発生した革命の顛末を描いた 「皇女」イタリアにヴァカンスに出掛けた
中年男性が陥る陥穽を描いた「美少年」が気に入りました。
海外文学 喰わず嫌いで 手に取ることのない方にも 断然お勧めできる短編集です。
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