内容紹介
超巨大噴火(破局噴火)は7千年に一回起こるとされる。それは、スーパーボルケイノと呼ばれる巨大火山の噴火。富士山が10万年にわたって溜め込んだマグマを一回で噴き出すような規模だ。その可能性のある火山が日本には複数存在する。
槍・穂高連峰は最大級の巨大火山だった。170万年前、平らだった土地に巨大噴火が起き、大正の桜島噴火の10倍、1991年の普賢岳噴火の2千倍の火砕流が流れた。
破局噴火の被害は地震のそれの比ではなく、周囲100キロは火砕流で焼き尽くされ、火山灰は1千キロ離れた場所にも積もる。気候・農業・交通・通信・国土保全に与える影響は甚大で、日本壊滅が現実のものとなるのだ。
九州では過去12万年に平均6千年に一回の割合で破局噴火が起きているが、近年は鬼海カルデラが生まれた噴火を最後に、ここ7300年起きていない。火山学者である著者は、学問的見地からこれから起こる破局噴火の可能性を探り、次に噴き出すのはどこかを調べていく。大正噴火で桜島は地下のマグマを使い果たしたが、当時の9割に相当するマグマが新たに地下に溜まっているという事実には驚かされる。
内容(「BOOK」データベースより)
忘れてはいけない火山列島・日本の恐怖―第一人者が明かす「その日」の惨状。