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砦なき者 (講談社文庫)
 
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砦なき者 (講談社文庫) [文庫]

野沢 尚
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

テレビを信じてはならない。
“4年後の『破線のマリス』”と呼ぶべき傑作サスペンス!

映像という手段を知り尽くし、若者のカリスマとなった邪悪な男。彼を生み出してしまったテレビ業界の男たちが挑んだ戦いとは――?

視聴率というものが表現する大衆が、不気味でならない時がある。
「閉じた社会」には、行き場を失った暗いエネルギーが満ち満ちている。1千万人が1人のカリスマの登場によって「絶対的な総意」としてひとつにまとまったらと想像すると、背筋が凍る。
だが、本物の恐怖はその先にあるように思えてならない。――野沢尚
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。恋人を番組に殺されたと訴える青年八尋樹一郎の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。メディアが生んだ一人のカリスマ。その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマン達だった。『破線のマリス』を超える衝撃。

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/2/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406273964X
  • ISBN-13: 978-4062739641
  • 発売日: 2004/2/13
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By たこやき21 トップ1000レビュアー
形式:文庫
私が、著者の作品を読むのは『深紅』に続いて2作目なのだが、共通するのは心理描写の巧さだ。マスコミが人間、事件などを「祭り」に仕立てあげて行く様子。それを逆手にとってのし上がって行く八尋樹一郎。その悪意に気づいて行動をする長坂と赤松。マスコミ業界に携わって、よくその体質を知っている著者が、その巧みな心理描写を生かしきったからこその作品だと思う。終盤の心理戦には、鬼気迫るものがあった。

が、一方で、その重要人物である八尋がカリスマとなっていく過程がどうしても説明不足な印象が残った。カリスマにのし上がる過程が説明不足なだけに、それを信奉する若者達の行動・心理も理解が難しく、リアリティに欠けてしまっている感がある。その辺りがもう一歩。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By チャウチャウ VINE™ メンバー
形式:文庫
テレビドラマの脚本家、野沢尚ならではの作品。

報道や取材に関する描写が丁寧で細かい。

そしてそこで起こる人間関係の力学に始まり、

報道被害、そしてテレビが作り出す「カリスマ」の姿が、

克明に描き出される。

「破線のマリス」の延長線上にあるこの作品は、

テレビを含むメディアの恐ろしさを自覚した

一人のテレビマンからの警鐘と言えるだろう。

つくづく、惜しい作家を亡くしたものである。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
以前のTVドラマが深く印象に残ったので、改めて読み

直しました。

八尋がカリスマ化していく過程には多少無理がある面も

否めませんが、それを補って余りある迫力が感じられる

作品だと思います。

また、主人公やその部下達の報道にかける意気込みやプ

ライドは、低俗なバラエティばかりの今の日本のマスコ

ミ(特にテレビ)関係者には是非見習ってもらいたいと

感じさせるものでした。
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眼に見えないものは恐ろしい。
ドラマ化をきっかけに手に取りました。

スリリングな内容、展開に一気に読み進みました。... 続きを読む

投稿日: 2004/5/2 投稿者: ayunohaha
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テレビマンとして、業界の内側を見てきた野沢氏の鋭い視点にはドキリとさせられます。... 続きを読む
投稿日: 2004/4/8 投稿者: モモちゃんち
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