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研究者という職業
 
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研究者という職業 [単行本]

林 周二
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 2,709

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

流行のテーマを追うのでなく、自身が本質的に考える主題に取り組むならば、研究者は生涯かけてその研究生活を楽しむことができる。問題は発想の泉を涸らさないことだ。研究生活50年を超える著者が、そのための知恵と工夫を、自らの体験を交えて語る…。

内容(「MARC」データベースより)

流行のテーマを追うのではなく、自身が本質的と考える主題に取り組むならば、研究者は生涯かけてその研究生活を楽しむことができる…。研究生活50年を超える著者が、文系理系を問わず、研究者としての生き方・あり方を語る。

登録情報

  • 単行本: 261ページ
  • 出版社: 東京図書 (2004/09)
  • ISBN-10: 4489006853
  • ISBN-13: 978-4489006852
  • 発売日: 2004/09
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 長年の研究者生活を肌で感じてきた筆者が、研究者とはかくあるべきもの、という議論を「僕」「君」と、研究職を目指す若手の読者へ語りかけるように展開した著書。

 筆者はまず、研究者と教育者、そして科学者を明確に区分する。research workerという言葉が表すように、体を動かし自ら科学の最先端を切り開いていく「仕事人」こそ研究者であるという。椅子にふんぞり返ってでもできる「学者」体質が、科学するものの本質では決してありえないということを、強く主張している。同感である。

 また、研究をするという動機が(プロアマ問わず)、「未知の事項を明らかにしたい」というものでなくてはならない、ということも終始徹底して述べられている。

 これらのことは、全く当然のことでもあるが、しかし筆者は本書で、それがなされておらず、いわばぬるま湯のような研究体制と、それに適した若手研究者を生み出してしまう、日本の現在の大学・大学院教育を鋭く、しかも核心を突いて批判する。

 少々海外との比較が浅い(もしくは多少偏った)点があるとは言え、非常に重要な問題提起をしている著作である。これから本格的に研究の道を目指そうと思っている若手研究者はもちろん、いわゆる「大先生」と呼ばれている方々にも、広く読んでいただきたい一冊である。
このレビューは参考になりましたか?
34 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 研究者を志す若者(学部後半〜大学院前期)を読者に想定して書かれた先輩研究者の経験談の一種です。類書は多数ですが、著者が社会科学と経営工学にまたがる分野で活躍されており、事例が広範な分野に渡っていることは本書の特徴です。著者の研究姿勢や研究者の資質、昨今の大学院生に求めること等には共感する部分が多くあります。研究者志望の学生には早いうちに手に取ってもらいたいと思います。

 首肯した個所をいくつか本文から抜粋しましょう。

 ・「いろんな学問道場(社会科学系と理・工・医学系では、皆それぞれ学風、つまり道場の気風が違う)へ出入りしているうちに、少しづつでも当方の熱意や仕事能力を認めて貰えれば、外様の研究者でも、先方は弟子の一角に加えてくれるし、そうなると師の後にくっついて歩き、さらに勉強の場を広げることができるようにもなる(P.18)」・・・大学院へ進学する際に、学部とは別の大学を選択することがアメリカほど一般的でない日本では大切です。大学の中だけで閉じてしまうのでなく、学生のうちから外部の研究所や機関と連携して研究をする機会を得ることが重要です。

 ・「詰まらない(trivial末梢的な)研究テーマに関わりあって、研究者人生の貴重な時間をあたら浪費してはいけない。何が重要で本質的か、何が瑣末で抹消的かを見極めることは、研究者の眼力に関わる最も大切なことである(P.27)」・・・同感です。老いてなお活躍されている研究者の課題設定力には目を見張るものがあります。そのテーマが更に広が得るか、あるいは袋小路かは博士号を取得する際の課題設定としても極めて重要です。日本では指導教官が与えてくれる場合も多いのですが、将来、一人の研究者として競争していく際には、自分で課題を設定するトレーニングをしてこなかったことは致命的になります。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bibliothekar トップ1000レビュアー
形式:単行本
日本の高等教育水準を維持する研究者の実態を自らの経験を含めて、冷静に分析した好著。日本の大学研究者の問題点を精緻な<制度>分析をとおして、かくあるべき姿を描き出す。家元制度的な徒弟制が如何に知的水準を凋落させ、非生産的で保守的であるのかを実証する。
専門職制度の国別の差異には、多少の異論も出ようが、真摯な叙述に知的誠実さが裏打ちしていて、反論の余地がない。後衛への愛情に満ちた一書である。
ありがとうございます、林先生。
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