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研究最前線 邪馬台国 いま、何が、どこまで言えるのか (朝日選書)
 
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研究最前線 邪馬台国 いま、何が、どこまで言えるのか (朝日選書) [単行本]

石野博信 , 高島忠平 , 西谷 正 , 吉村武彦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

九州?近畿? 奈良県纒向遺跡の大型建物跡の発見で、200年来の邪馬台国所在地論争に終止符が打たれるのか。魏志倭人伝、全国の発掘調査の成果を第一線の研究者はどう読み解くのか。10年夏、江戸東京博物館で開催のシンポジウム「いま、なぜ邪馬台国か」での白熱した討論・講演を元に、これまでの争点を整理し、今後の課題もわかりやすく解説。纒向遺跡の最新成果も掲載。

内容(「BOOK」データベースより)

女王卑弥呼の都、邪馬台国はどこにあったか?は、日本人を夢中にさせる古代のロマンの一つだ。江戸時代以来、九州説と近畿説が対峙して論争を繰りひろげてきたが、2009年、奈良県纒向遺跡での大型掘立柱建物群の発見により、近畿説が大いに注目されるところとなった。だがまだ決着はつかない。それはなぜか。所在地、卑弥呼の館・鏡・墓など、九州説、近畿説それぞれの立脚点だけでなく、どこが弱点かも、第一線の研究者らがきちんと提示、文献・考古両分野から争点・今後の課題をわかりやすく整理する。弥生時代から古墳時代への転換期、日本の古代国家成立までを視野に入れた研究の「いま」が見えてくる。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2011/6/10)
  • ISBN-10: 4022599782
  • ISBN-13: 978-4022599780
  • 発売日: 2011/6/10
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By これでいいのだ トップ500レビュアー
 邪馬台国論争については時期を追ってそれなりにフォローしてはいるが、今年6月に出たこのシンポの採録記録は、編集がフェアで、記述にバランス感覚が窺われ、面白く、かつ抵抗なく読むことが出来た。キャリア官僚ではないらしい文化庁調査官の司会と集約は、その意味でも出色といえそうだ。近畿説、九州説それぞれの先生方も、シンポの本番はともかく、加筆・修正の編集時点では冷静さを取り戻したようで、互いの立場を尊重した発言にトーンを落ち着かせているのが印象的だった。

 シンポ会場に来た受講者の間では、九州説に賛同する人が半数を超えたらしく、一方で、考古学の研究者の間では畿内説が多数を占める、という構図は以前と変わらず。そんな、いつ果てるとも知れない所在地論争とは距離を置き、実直にマキムク遺跡を調査している奈良県桜井市の調査担当者の講演(182頁〜)には、えも言えぬ爽やかさが窺えて、もしかすると、全編のうちで最良の章かもしれない、と受け止めた。ともあれ、シンポの中にあった「所在地はどこだったかは不明、という中立的な立場はとらない方がいい。仮説を立て、そこを足場にして探求を続けていくべきだろう」という趣旨の発言には、思わずヒザを打った次第。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
「邪馬台国の場所を比定するための研究史」
「近畿説はあり得ないとする九州説学者の主張」
「九州説はあり得ないとする近畿説学者の主張」
「邪馬台国東遷説の否定」
今後の研究のゆくべき道などを中心につづられており、
邪馬台国研究の最先端がわかる。

それにしても、箸墓古墳掘らせてください。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By un cafe トップ500レビュアー
Amazonが確認した購入
これまで何度か、個人的「邪馬台国ブーム」があって、現在は、何度目かのその時期である。
子供の頃は「日本にも女王様の時代があった」というのが、関心の発端だったように思う。

古代史や考古学に関心のない人でも、「邪馬台国」と、発しただけで、
「邪馬台国は何処にあったのですか?」
「やっぱり九州ですか?」「それとも近畿ですか?」
「この前、本当はどこどこにあったと聞いた」などとという声が返ってくる。
真実を突きとめたいと熱望しているくせに、謎めいたままであってくれてもいいような気もする。

この書物は、邪馬台国についてのシンポジウムを書籍化したものだが、
邪馬台国研究の歴史が簡潔にまとめられ、
それぞれの立場の研究者が、ユーモアも交えながら、頑固な部分は頑固に、
自説を主張されている。説得力もあり、弱点もあるように見受けられる。
(古墳・鉄器・青銅器・鏡・住居跡)
だから、面白いし、飽きることがない。(因みに私は、元々「東遷説」で、
纏向遺跡の大型掘立柱建物の発見により、その辺りに落ち着いた。)

しかし、明日はどうなるか分からない。何が、アナウンスされるか、分からない。
そういう可能性を常に孕んでいるのも魅力的だ。

巻頭はカラーだが、本文に添えられた写真が白黒で、少し残念だが、地図も多く、親しみやすい。
しかも、内容は本格的だ。
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