この本が発売されてから 10年になります。ご存じのように、細胞株というのは無数にありますので、発売当時から「必要な細胞株が掲載されていないな」と感じることはありましたが、この手の「細胞リスト」系の本では 10年たった今でもこの本以上に使い勝手のよいものは存在しないと思います(以下に挙げた無料のカタログ類は別として)。もちろん、この本だけでは困ることが多いと思いますので、ATTC のリスト(現在はネットで細胞株が検索できます)と理研の細胞カタログ、(財)ヒューマンサイエンス振興財団のカタログも入手されることをお薦めしますが、研究テーマ別に細胞が分類されているという点で、この本の利用価値は高いと思います。最近は、研究テーマも多様になっていますし、この本の分類では現実にそぐわなくなっている細胞株もあると思いますので、できれば分類テーマと掲載細胞株数を増やした改訂版が出されるとよいのですが・・・。