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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
 
 
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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) [文庫]

桜庭 一樹
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (56件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ある午後、あたしはひたすら山を登っていた。そこにあるはずの、あってほしくない「あるもの」に出逢うために--子供という絶望の季節を生き延びようとあがく魂を描く、直木賞作家の初期傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日―。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。

登録情報

  • 文庫: 201ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2009/2/25)
  • ISBN-10: 4044281041
  • ISBN-13: 978-4044281045
  • 発売日: 2009/2/25
  • 商品パッケージの寸法: 14.6 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (56件のカスタマーレビュー)
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72 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 暗くて苦しい少女達の青春。 2007/3/27
形式:単行本
海辺の町に生きる、どこにでもいるけど少し不幸な女子中学生・山田なぎさは、自分を人魚だと名乗る転校生・海野藻屑により、いままでの生活が狂わされた。家族のため、兄のために、生きるための実弾を欲しがっていたなぎさと、砂糖菓子の弾丸を撃ちまくる藻屑の奇妙な友情を描く青春暗黒物語。

この文庫は最初富士見ミステリー文庫出だされたそうで、ゆるやかなロングセラーにより、新書になって再出版された。

私はこの本で初めて読んだので、これが挿絵付きのライトノベルで出版されていたというのは不思議な感じがした。万人向けではないかもしれない独特な雰囲気を持っていたから。

タイトルからしてそうだけど、言葉の使い方が絶妙で、この人の文章センスが好きだった。

そして物語は冒頭から、ラストがどうなるのかはっきり示されていた。

そう、読み始めた瞬間、残酷な結果を提示される。

でも、そうならないで欲しい。そんな気持ちで読み進められるほど、痛々しくて切なくて、そしてちょっぴり息苦しい物語。

実弾を求める少女。砂糖菓子の弾丸を撃ちまくる転校生。貴族の兄。

みんな生きるために、自分を守る膜を張っていた。それは誰かのために働くことであったし、嘘で身を守ることでもあったし、自分の世界に閉じこもることでもあった。

痛々しくたたきのめされながらも、現実は死んじゃった子と生き残った子の2種類しかいない。

儚さと無力さを見せつけられる様なお話でした。

良質なラノベは退屈な文学を上回るのだ、と証明している一冊だと思います。普段ラノベを読まない方にも、お薦めです。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ラノベだからと敬遠していた 2012/2/16
形式:文庫
確かに最初の数ページのあまりの砕け具合に、ラノベってどれもこんな感じなのか?と思った。けど、後半から一気に加速する。読むのを止められなかった。つまらない小説なら、読むのも苦痛になる。自分がどれほど物を知っているか、知識の無駄なお披露目としてやたら文章を難しくする作品には嫌悪感がする。この小説は、その点とても読みやすかった。いちいち無駄にエゴに知識を垂れ流さなくてもこんなに素晴らしい物語は本当に才能のある作家さんには書けるのだと改めて感じた。 思春期に感じた、無力感や明日への恐怖や未来に対してのあるのかないのかわからない僅かな希望にもすがる気持ちや、そんな若い青い感情がよみがえった。そんな時代もあったなと、苦しくてもがいて、何も掴めなかった不器用なあの頃より、私はずいぶん大人になったんだなと涙がこぼれた。 確かにこれはハッピーエンドではないかもしれないけれど、救いがないわけでもない。文庫本にリニューアルされ、気になってはいるけれどラノベだからと読むのに今ひとつ抵抗なんかがある人は、読んで後悔はしないと思います…。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アジアの息吹 トップ1000レビュアー
形式:単行本
ライトノベルで刊行されたこと、そして
スイートな題名と記号群に一瞬身構えてしまうが
なかなかどうして、「普通の」通俗小説である。

目新しい小説上の技法は特に無いが
エキセントリックな人物像の描き方や
何より特徴的な台詞回しが冴えており
前へ前へと読ませる魅力に溢れている。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 badエンドだけど年齢問わすおすすめできる良作 少々ネタバレあり
私の主観としては泣ける小説でした。結末が冒頭にあるため、悲劇的な物語の外側から見る読者(私)にとって胸が締め付けられるように感じました。この本は子供が読むと、社会... 続きを読む
投稿日: 6日前 投稿者: サンマ
5つ星のうち 5.0 読みやすく独特な雰囲気を持った作品です。
普通は何日もかけて一冊の本を読む僕がたった一日で読み終わってしまいました。
それほど読みやすく、引き込まれる作品です。
投稿日: 1か月前 投稿者: kodomo
5つ星のうち 5.0 話のタネにもなります
一般文芸に活躍の場を移し人気作家の仲間入りを果たした著者の転機となった小説です。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ヒロキ
5つ星のうち 5.0 実弾と砂糖菓子の弾丸
これは万人向けではない、とほかの方が書いてくださっているように
たしかにこれは万人向けではありません。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 紅
5つ星のうち 5.0 言葉で上手く言い表せない物語
偶然手に取ったこの本で、こんなにも衝撃を受けるとは考えていませんでした。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: Lucretius.ll
5つ星のうち 4.0 軽くよめる辛い話
冒頭から結末が分かる珍しいお話です... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: satakesake
5つ星のうち 5.0 子供たちの苦しみ
この本に辿り着いたのは主人公が報われない話を探したことがきっかけでした。辛く苦しい現実を共感してくれる本はどこかにないかと。結局、目的とはだいぶ掛け離れましたが。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 〜フリーダム〜
5つ星のうち 2.0 おれの心は撃ち抜けなかったようだな
ちょっとだけネタバレ含む。注意。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 煩悩即菩提太郎
5つ星のうち 5.0 切なく悲しい陸の人魚の物語
素晴らしい欝百合小説です。
もし十代で読んでいたら嵌り過ぎてヤバかったかも。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: o154ko320
5つ星のうち 5.0 本の紹介!
GOSICKの著者でもある桜庭一樹さんの作品。ちょっと病んでる。機会があったら読んでみてねー
投稿日: 12か月前 投稿者:  - 昭晴さんは受験生らしい。
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