内容紹介
“アントニオーニが鮮やかに切り取る構図と画面に湛えられたムードが、観る者の心に多くの消えやらぬ印象を焼き付ける。
そして美しく壮大な黙示録的フィナーレは、ただひたすらに圧巻である”
大学紛争の嵐が吹き荒れ、学生が武装警官と衝突する。そんなカウンター・カルチャー真っ盛りのアメリカを、アメリカ人でない監督が映画化したら何が生まれるのか? その問いにイタリア映画の巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ(『欲望』)が示した大胆かつ興味深い答えが、ロサンゼルスとデスバレーを舞台にした本作である。マエストロの鋭い眼差しがレンズ越しに見つめるのは、一組の若い男女。上司(ロッド・テイラー)の愛人でもある秘書の女(ダリア・ハルプリン)と、警官殺しの疑いのある大学生の男(マーク・フレチェット)。そんな二人が出会い、惹かれ合い、戯れ、愛し合い、さらに先へ進んでゆく。男は悲劇へ。女は路上へ。そしてアントニオーニも、爆発するフィナーレへと突き進む。不毛の大地に愛の心象風景を見事に浮かび上がらせた作品。
内容(「Oricon」データベースより)
1960年代後半を舞台に、ミケランジェロ・アントニオーニ監督が不条理な世界に飲み込まれてゆく青年男女の姿を描いた作品。マーク・フレチェット、ダリア・ハルプリンほか出演。