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砂の海―楼蘭・タクラマカン砂漠探検記 (新潮文庫)
 
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砂の海―楼蘭・タクラマカン砂漠探検記 (新潮文庫) [文庫]

椎名 誠
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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作家、「本の雑誌」編集長、映画監督として幅広く活躍する著者による、ハードな旅をユーモアたっぷりに描いたシルクロード紀行。目的地は、探検家ヘディンが「さまよえる湖」と名づけたロプノールと2000年前の幻の王国、楼蘭。著者が幼いころより魅せられたこの砂漠に、ヘディン隊以来、外国人としては実に54年ぶりに足を踏み入れることに。
太陽のコノヤロ光線と岩山も刻むほどの砂嵐の中、「あやしい探検隊」隊長こと著者は、「正しい探検隊」である日中共同探検隊とともに4キロもの隊列をなして、ずんがずんがと砂漠を突き進んでいく。まるで洗濯機の中で攪拌(かくはん)されているかのように激しく車に揺られ、石のように硬いパンと金属味の缶詰料理に辟易しながら、最終地点で彼が目にしたものは?
ふんだんに織り込まれている写真が、荒涼とした砂漠の厳しさと美しさをリアルに伝えると同時に悠久の歴史をも感じさせ、読むもののロマンをひときわ駆り立てる。(鹿野育子)

内容(「BOOK」データベースより)

目的地は、探検家ヘディンが「さまよえる湖」と名づけたロプノールと2000年前の幻の王国・楼蘭。太陽のコノヤロ光線、岩山も刻む砂嵐の中、“あやしい探検隊”隊長は、“正しい探検隊”である日中共同探検隊と、ずんがずんがと砂漠を突き進む。金属味の缶詰料理に辟易し、激しく車に揺られながら、著者が最終地点で目撃したものは?ハードな旅をユーモアで描く、シルクロード紀行。

登録情報

  • 文庫: 235ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/11)
  • ISBN-10: 410144823X
  • ISBN-13: 978-4101448237
  • 発売日: 2000/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
スウェン・ヘディン以来二人目の”楼蘭に行った外国人”になるべく、椎名誠は西を目指す。

時々出てくる非常に等身大の視点がよい。「最初に楼蘭に足を踏み入れたい」と、到着直前には頑張って探検隊の先頭に出たり、「石ころ一つたりとも持ち帰るな」という当局のお達しがあっても、つまづいたふりをして一つ拾ったり・・・。壮大な冒険なのだが、その中でどうやって”自分の旅”をしようか、といろいろ試してみる部分ばかり憶えていて申し訳ない・・・
井上靖先生が持たせてくれたウイスキーを、楼蘭でついに口にするシーンも笑いと感動を呼ぶ。
椎名誠作品全てにいえることだが、言うまでもなく、自然の描写は素晴らしい。どこまでも続く波打つ砂や、”青すぎて黒く見える”空を思い浮かべて、一度行ってみたいと思ってしまう。

子供の頃に誰でも持っている「冒険したいなあ」という気持ちがここまで普通に残っているというのがとにかくすごい。
個人的には、イメージソングはスピッツ「インディゴ地平線」。文中の”青すぎて黒い空”などにピッタリだと思った。

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形式:文庫
文体はいつもどおり軽いです。でも旅は本格的です。冒険とまではいかないにしても。
でも十分空間の広がりを味わわせてくれるし、本のなかで流れる時間もいいかんじなんです。
砂漠と古代の国の遺跡とさまよえる湖ですよ。過酷な僻地への旅行記として、読み物として十分楽しめると思いますよ。 
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
80年代、中国と日本との共同隊が組まれて楼蘭を探検した。それに同行した椎名誠が独自の視点により旅の裏側をかき出している。シルクロードがかもし出すロマンとは裏腹にはちゃめちゃな旅を展開していくさまは面白いが、旅特有の旅情や切迫感のようなものはない。それが面白くもあり、時には不快に感じることもある。西域や辺境のロマンを期待すると当てがはずれかもしれない。朝日新聞の記者の人もこの旅の体験記を出しているが、そちらは極めて真面目。二つのコントラストで読むとさらに面白い。
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