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砂の剣(すなのつるぎ)
 
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砂の剣(すなのつるぎ) [コミック]

比嘉 慂(ひが すすむ) , Susumu Higa
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「この戦争もいつかは終わる。次の世の中がどんな世界になるのか見届けたい。」 太平洋戦争末期、沖縄──悲惨すぎる現実を題材に、抑制された展開でその奥にある真実を捉え、比嘉慂の原点となった“幻のデビュー作品集”、遂に復刊!!

著者について

1953年沖縄生まれ。1989年、第38回手塚賞(集英社)を経て1992年ビッグコミック賞(小学館)受賞を機に本格デビュー。その後、2001年より講談社「モーニング」で不定期連載された「カジムヌゥガタイ」シリーズを単行本化した『カジムヌガタイ』(講談社)で、2003年文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。同書は2005年にイタリアでも翻訳出版された。その他の作品集に『砂の剣』(95年・小学館/2010年・青林工藝舎)、『美童(みやらび)物語』(2007年・講談社)、『美童物語2』(2008年・講談社)がある。

登録情報

  • コミック: 256ページ
  • 出版社: 青林工藝舎 (2010/9/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4883793249
  • ISBN-13: 978-4883793242
  • 発売日: 2010/9/21
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 放蕩息子 VINE™ メンバー
形式:コミック
戦争という類稀れな集団的“体験”を通じて、ウチナーンチュの内的アイデンティティを探求する在沖の作家、比嘉慂の初期作品集。95年に小学館から上梓された同名作品集の復刻版である。後の『カジムヌガタイ』まで続く、事実をベースにフィクションの創造力を広げていくスタイルは既に確立されているが、作画やコマ割り、プロット展開などには、まだ生硬さも残る。その一方で、『母について』や『砂の兵士』など、作者の両親の実体験に基づいた作品なども収められており、作者にとっても一際、思い入れの深い作品集ではあろう。

中では特に、95年版にあった『御願さびら』との差し替えで収録された『土盗り』が注目される。比嘉作品としてはやや珍しい喜劇タッチの作品で、この作者の意外な作風の広さを示すと共に、笑いの中にもきちんと、沖縄戦の“影”や、ユタを中心としたウチナーンチュ独特の精神文化が描き込まれている。近年の『美童物語』のシリーズへとつながって行く系譜は、案外、このあたりがルーツなのかもしれない。

それにしても、特にこのような初期作品集を見ると、比嘉慂の作品を、その作画力だけで評価しようとするのは難しいことだと改めて思う。正直、比嘉慂の作画力そのものが優れているとは思わないのだが、ところが逆に、もっと巧みな作画者が比嘉慂の原作を漫画化すれば今以上に魅力的な作品になるかというと、おそらく決してそんなことはないとも感じるからだ。比嘉の作画は単に「個性的」というレベルを超えて、やはりその作品世界全体と分かち難く結びついている。この作画あってこその比嘉ワールドなのだと、改めて感じた。

本書の巻末には著者の作品リストなども掲載されていて、それを見ると『土盗り2・3』など、未だ単行本化されておらず、中々読むことが難しい作品がいくつか、あるようである。それらの作品についても是非今後、単行本化されることを願ってやまない。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ハル
形式:コミック
この作品は新書版で読みましたが、こちらの版は発売間もないのに何故か?購入できません。

物語(短編集)は太平洋戦争末期の沖縄戦を沖縄県民の目線から描かれています。この戦争の悲惨さは勿論ですが、旧日本軍のよる沖縄住民に対する蛮行が数多く描かれています。もしろアメリカ軍の方が好意的な目線で映っています。

よくニュース等でも沖縄での君が代や日の丸国旗の拒否が取り上げられますが、この本を読んだことで、その意味が僅かながら解かる気がしました。

たくさんの人に読んで欲しい本です。増刷を望みます。
このレビューは参考になりましたか?
形式:コミック|Amazonが確認した購入
太平洋戦争末期の沖縄戦の画像化である。
 オーバーな表現がない淡々とした描写であるからこそ心に残る、極限状況に置けるそれぞれの立場での人間の生き様、沖縄人のアイデンティティー。
 日本の歴史として誰もが知っておかなくてはならない内容だと思います。
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