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石油 もう一つの危機
 
 

石油 もう一つの危機 [単行本]

石井 彰
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

最近の石油価格高騰、それに触発された資源ナショナリズムの台頭、中国、インドの経済成長に伴う石油消費の世界的拡大など、石油はますます「戦略的資源」の性格を帯びてきている。かつての石油公団、現在は石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、世界中のエネルギーに関する情報を集める日本最大の機関。その豊富なデータをもとに主席エコノミストの著者が、石油をめぐる日本人の「常識」を覆す。石油価格高騰の主因は、石油資源枯渇でも、途上国経済の急成長による需要膨張でもなく、巨額な年金基金がヘッジファンドの商品ファンドを通して石油の先物市場に流入したためであると見る。石油の後を追うように天然ガスも戦略資源になってきた。「油断」日本に警鐘を発する1冊。

内容(「BOOK」データベースより)

真犯人は中国の需要増?「危機」なき石油危機の謎を解く。不可解な価格高騰の裏で蠢く、資源ナショナリズムと投機の動きを、日本を代表する資源エコノミストが大胆に解剖。

登録情報

  • 単行本: 237ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2007/7/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4822246027
  • ISBN-13: 978-4822246020
  • 発売日: 2007/7/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 石油問題は素人からは分かりにくいことが多い。例えば、これほど価格が高くなっているのになぜ新規油田開発が活発化しないのか、最近は株価と石油価格が連動するように見えるが何故か、そもそも石油は後10年ぐらいでなくなるという説があるが本当かなどなど。
 本書は、これらの疑問に答えつつ、現在の石油市場が、投機マネーあるいは投資マネーというかつてとは全く異なる力により動かされていることを、客観的に、かつ分かりやすく証明している。
 外国人が書いた石油の本が結構出回っているが、新聞記者出身で、石油公団勤務の長い、プロの著者が書いた本書は、最近のこの分野の本としては最高と思える。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By はいでお トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 経済や国際政治についてはテレビやインターネットのニュース程度の知識しかないのですが、本書では石油という商品の特殊性や幾度かの石油価格高騰の理由が合理的に説明されており、なおかつ難解な専門用語もなく素人でも分かり易かった。ピークオイル説の実態や歴史などの新しい知識はとても興味深かかった。
 しかれども、著者の分析の根拠が(素人には)薄いように感じたのと、対立する考えに対する考察を詳しくすれば著者の正当性をさらに裏打ち出来たのではないかと考えた。
 また、環境が問題となる以前の事実に基づいてるので仕方ないが、環境問題に関連しては、巻末の僅かな展望のみで分析はされていなかった。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
(1) 「最近の原油高の真の原因は何か」という点をはじめ、石油をめぐる様々な状況を多面的に記述している。特に、「石油はすでに産業のコメといえるような物質ではない。天然ガスなど他のエネルギー源の比重が高まっている」とか、「太平洋戦争前にアメリカ等が石油の対日禁輸をした際には日本に石油が入ってこなくなったが、現在は供給国が増えているので、(高い費用を負担する必要はあるかもしれないが)石油を入手できなくなることは考えられない」など、示唆に富んだ解説が多い。

(2) また、本書では、
  ・ 原油高なのに何故増産投資が少ないのか、
  ・ 資源国の資源ナショナリズムの趨勢、
  ・ 石油消費と環境問題との関係、
  ・ 天然ガスの現状、石油との関係、
  ・ 石油資源の枯渇の見込み
  など様々な点について書かれている。

(3) 記述は簡潔とは言えず、文章もやや難解であるので、少し読むのに忍耐がいるかもしれないが、石油について知るためには、たいへん優れた本だと思います。
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