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石川銀行 破綻の航跡
 
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石川銀行 破綻の航跡 [単行本]

読売新聞金沢支局石川銀行問題取材班
5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

日経BP企画

石川銀行 破綻の航跡
 石川県を営業基盤とする第2地方銀行の石川銀行は2001年12月に経営破綻し、その後、元頭取らが不正融資疑惑による特別背任容疑で逮捕された。本書は読売新聞石川地域版に連載した記事をベースに、石川銀行の破綻の経緯や特別背任事件の全貌を描く。

 本書は、まず同行が2000~2001年に行った増資の実態をリポートする。金融当局の指導監督が強まる中、同行は第三者割当増資で多額の資本金をかき集めた。株主らは「増資に応じれば融資に有利」「いつでも売却できる」との言葉を信じて株を引き受けたが、結局は紙くずと化した。本書は、一見すると単純かつ合法な増資という行為が、銀行がなすべき負債処理を外部に押しつける危険なアウトソーシングになりかねないと警鐘を鳴らす。

 また、破綻の元凶となった東京支店を舞台にした融資取引の詳細を追う。同支店は1994年以降、特別背任事件の不正融資先となる広告代理店など、関係を深めた複数の企業グループに巨額融資をつぎ込み、急速に体力を落としていく。行内には創業家2代目の頭取への絶対服従の空気が漂い、異論を挟む者は誰も現れなかった。融資常務会に関係した幹部行員らの陳述書を紹介しながら、“罪の所在”についても考察を加えている。


(日経ビジネス 2003/11/03 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

荒ぶる冬の金融の海で、不良債権の重みに耐えかね「難破船」と化した石川銀行。旧経営陣による不正融資事件の虚実に分け入りながら、支局記者は乗客と乗員らの“あのとき”と“それから”を問い続けた。

登録情報

  • 単行本
  • 出版社: 能登印刷出版部 (2003/09)
  • ISBN-10: 4340401102
  • ISBN-13: 978-4340401109
  • 発売日: 2003/09
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 486,252位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モワノンプリュ VINE™ メンバー
形式:単行本
 まず石川銀行が倒れた。読売金沢支局が地方版で連載特集を組む。金沢の地方出版社がその記事に眼をつけ、出版の企画を立てる。しかしこのテーマなら全国販売が可能と踏み、販路を持つ東京の出版社を発売元とした。そういう流れが見える。しかし正直に言って、ノンフィクションとしてのこの本の水準は高くない。
 まず最大の傷から。石川銀行東京支店の不正融資の最大の問題がパシフィックアトラスと福島交通にあるのに、諸事情から警察がナショナルエンタープライズに絞った捜査を決定したことが書かれている。そこまではいい。ところがその後、警察側と歩調を合わせて、この本からもパシフィックアトラスと福島交通が消えるのだ。それらの融資の概略さえ、ほとんど触れられていない。これは取材が警察経由だったことを露骨に反映していると思う。支局では、独自取材で全国を飛び回る余裕はなかったのだろうが。
 この「余裕のなさ」は、ヒューマン・インタレストに焦点を当てる手法にも覗ける。そもそもヒューマン・インタレストという手法は、取材力のない出版社系週刊誌が新聞社系週刊誌に対抗するために編み出した、ある意味で「ジャーナリズムの邪道」なのだ。だからといって、元行員たちの心情が深く掘り下げられているかと言えば、ただ聞いた話をそのまままとめた程度の、浅い記事に終わっている。どっちつかずの中途半端。そしてこうした弱点を糊塗するように、文章が情緒的で、気恥ずかしい。
 このように、ノンフィクションとしての弱点を抱えながら、最終章で臆面もなく取材記者たちの苦労話をしている点は、正直に言ってイタイ。「難破船」という連載記事タイトルの由来はル・クレジオなんだそうだが、だから何なのか? 文学中年が自分の趣味の良さをひけらかしてでもいるんだろうか。
 そう考えると、地元出版社が全国販売を目論んだ点に商売っ気は見えても、見識と志は実のところ希薄であることが分かる。よって減★1つ。
 
 
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
新聞で石川銀行破綻の記事を読んでいた当時は、一地方銀行の話だろうと大して気にもしていませんでした。今回、改めてこの本を読んでみるとバブル景気に踊らされた典型的な企業像、それも銀行、の姿が浮かび上がってきます。

まるで近い過去の歴史書を読むような感慨があります。また、東京からは遠くあるはずの石川県の銀行が、東京を舞台に巨額の不良債権を積み上げるさまに驚きでした。

内容的には大変面白い本ですが、1新聞記者が書いてる割には分かり難い表現の文章が多く、行間を読まさせられるのがしんどい、2本論と無関係な金沢を中心とした地元エピソードが過剰に盛り込まれており冗長、と言った点は今一なので、星は3つとしました。

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