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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
石川啄木がググッと身近になる本,
By ジーナフウガ "ジーナフウガ" (福岡県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 石川くん (集英社文庫) (文庫)
石川啄木の作品だけではなく、啄木の生き方や、歌を詠んだ年齢に注目した現代歌人の枡野浩一。この本で石川啄木は、枡野と年齢の近い短歌仲間「石川くん」。 明治時代の仲間の旧くなりつつある短歌を枡野風に訳した後、 いしかわくんに語り掛けていくという手法で構成されている (例: 友達が俺よりえらく見える日は/花を買ったり/妻といちゃいちゃ)。 最初の内、とにかく徹底的にギャグとして語られる啄木。 うん、確かに教科書に載ってた石川啄木は遠い遠い存在でラクガキの対象でしかなかったから、 このやり方って全面的に僕には正しいと思った。ただ、啄木って、知れば知るほど随分、 身近に感じられる凄まじい内容を詠んで名を残してる訳だから。 啄木の事を余り知らなかったらしい枡野が中盤以降徐々に、 「じゃあ、石川くんって、どんな生活背景があって、こんな心象風景を詠んで遺したんだ!?」と 資料を読み進めて行くのも当然な気がする。 個人的には、この中盤以降歌人枡野から先輩啄木への 時空を超えたラブレターになっていってる感じの印象を受けた。 特に、連載から数年後に書かれた枡野から石川くんへの最後の手紙が素晴らしいです!! 面白いから是非、オススメです!!石川啄木への入門書としてもどうぞ。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
新解釈はこうあるべき?,
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レビュー対象商品: 石川くん (集英社文庫) (文庫)
いいのか!?ここまで書いていいのか!? と思わせるほどの暴走振り。 歌人石川啄木をこれでもか、とけちょんけちょんに けなしつつ、 愛情溢れる(?)悪意ある(?)見事なまでの新解釈。 啄木好きには腹の立つこともあるかもしれないけれど これはこれで面白いと思えます。 啄木の句に本人の感覚による現代語訳を添付。 こうやって現代語に直すと 確かに親しみもてるけれど、 はて、それでいいのか?とも思ったり。 最後のページの啄木の肖像画に描かれた 様々ないたずら画。 そういえば、高校くらいまで 教科書に載っている作家の顔にこんなふうに ラクガキしてたなぁ〜と 懐かしく思いました。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
短歌と仲良くなるための導入としてはアリ。,
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レビュー対象商品: 石川くん (集英社文庫) (文庫)
教科書で習うような石川啄木の短歌を思いっきり勝手に解釈してしまうその切り口は鮮やかで、読み始めた途端に、石川啄木が「石川くん」として隣に住んでいそうな気さえする。その現代語訳(?)の極端さは、短歌を音で楽しむ方、限られた文字にたくさんの思いや情景を読みとろうとする方には適さないのかもしれない。 しかし、少なくとも短歌を生活に密着したものとして親しみ、自分でも気軽に詠めるといいなと思うような人にとっては、とても良いキッカケになるのではないだろうか。
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