オレが日活アクション映画にハマったのは80年代に入ってから。しかもまだ十代の頃だったので、このページをごらんになっている多くの方々が感じている“懐かしさ”とは質感が異なるのかもしれないけれど、たとえば裕ちゃんやアキラの歌声は、オレにとっても懐かしく感じられるもので、その感覚はずっと変わっていない。
今回、同じ宮城県内の石巻で、石原軍団のみなさんが炊き出しに奮闘して下さったことへの感謝をこめて、このアルバムを購入させていただくことにした。
1枚もののベストとしては「嵐を呼ぶ男」や「俺はお前に弱いんだ」などが入ってなかったりして、ロングセラーの『
ベストヒット20』あたりと比較すると「この1枚さえあれば…」とは言いきれない印象もあるけれども、その一方で、裕ちゃんの若い歌声に新録音のオーケストラの音を重ねて完成された「男の友情背番号・3(ミレニアム・バージョン)」、初期のイカすカバー音源「上海ブルース」「旅姿三人男」、70年代初頭の未発表録音「俺とお前の波止場」に新たなタイトルをつけ、シングルとして発売された「遥かなる愛」―別れの歌だが明るい曲調で、ホーン・セクションの響きがさわやかな印象を与えている―など、興味深い音源がいくつか含まれているのがポイントとなっている。
近年は“ゆうたろうの登場テーマ”としても知られる「ブランデーグラス」も、もちろん収録(そういえば彼も、募金活動、被災地支援など熱心に取り組んでいるようだ。有難う!)。
そしてなんといっても、このモノクロのジャケット写真。
映画『
赤いハンカチ』の頃だろうか。この表情、ちょっとぼやけてノスタルジックなところがたまらない魅力である(実物をみると、粒子の粗さがポップな印象すら与えている)。
父の日などのプレゼントにも、このビジュアルなら十分おすすめできるだろう。