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石の猿〈下〉 (文春文庫)
 
 

石の猿〈下〉 (文春文庫) [文庫]

ジェフリー ディーヴァー , Jeffery Deaver , 池田 真紀子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

冷酷無比の殺人者“ゴースト”は狡猾な罠をしかけ、密航者たちのみならずライムの仲間の命をも狙う。愛する者たちを守るには、やつに立ち向かうしかない。真摯に敵を追う中国人刑事ソニーの協力も得、ライムはついにゴーストの残した微細証拠物件を発見する―見えざる霧のような殺人者は何者なのか?大人気シリーズ第4弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ディーヴァー,ジェフリー
1950年シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる

池田 真紀子
1966年東京生まれ。上智大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 387ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/11)
  • ISBN-10: 4167705583
  • ISBN-13: 978-4167705589
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 44,716位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 上巻で、中国からの難民を多数引き連れて来た蛇頭のボス・ゴーストがアメリカ大陸に無事潜入。うまく逃げ延びた難民を殺すべく異常なまでの執念を燃やすゴーストたちと、四肢麻痺患者ながらも頭脳戦で彼を追いつめるリンカーン・ライムと、サックスの戦いは激しさを増したまま下巻にもつれ込んできました。
 この下巻でも、ディーヴァーらしい二転三転のプロットを繰り返しながら戦いは続きます。が、今作の一番の収穫は、敵のゴーストでもなければ、サックスの活躍でもなく、ソニー・リーという主役を喰ってしまった中国の公安刑事の存在でしょう。彼は、難民のふりをしてゴーストを追いつめるべく船に潜入していたのですが、そのままアメリカに辿り着きライムたちと行動をともにします。そして、その過程で中国人ならではの着眼点、考え方、捜査手法で、ライムにまけず劣らずの優秀さを見せます。そして、あるがままに人生を受け入れる姿勢で、ここまでとても頑で恋人のサックスですら変えられなかったライムの心の中の何かを変えてくれます
 ある意味、今迄のシリーズの中で一番重要なサブキャラとなっています。
 また、そのリーに応える形で常にはない行動をとるライムが、シリーズをずっと読み続けてきたものにとっては嬉しかったです。よくよく振り返れば、敵は切れ者そうでいてちょっと抜けていたり、アクションや騙し合いも上巻のほうが勢いはあった今作ですが、リーとライムのやりとりの部分だけでかなり満足度が高かったです。
 タイトルの「石の猿」はもちろん孫悟空のことですが、それを示してのリーの言葉がよかったです。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
<リンカーン・ライム>シリーズ第4弾。
’03年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第5位、「このミステリーがすごい!」海外編第20位。

今回の敵は、インターポールから指名手配されている、蛇頭の殺し屋‘ゴースト’。

中国からの不法移民を乗せた貨物船がロングアイランド沖で爆破され沈没する。‘ゴースト’の仕業だった。‘ゴースト’の次の狙いは、危機一髪で船から脱出した二組の家族の命だった。

冷酷無比な殺し屋‘ゴースト’は、チャイナタウンのつてをたどり、手下を使って彼らに迫る。一方、ライムも、例によって、このシリーズの特長である得意の証拠物件の科学捜査の結果、一覧表が埋ってゆくにしたがって、着実に彼らの足取りを追う。さらに‘ゴースト’を捕らえるべくそのアジトの特定も同時に進めてゆく。ライムが先か、‘ゴースト’が先か。ふたりの手に汗握る対決は、本書の最大の読みどころであり、まさに圧巻のひとことにつきる。

今回は『エンプティー・チェア』事件から、舞台は再びニューヨークに戻り、おなじみの<ライム>チームが活躍する。彼らの捜査活動に、密航者にまぎれて潜入捜査官としてやって来た異色の中国公安局刑事が加わり、ライムと親交を深めながら“いい味”を出しているのも興味深い。

また鑑識技術の腕をあげたアメリアが、水深30メートルに潜り、沈没船の捜索を行い、数々の証拠と共に生存者を発見するくだりは、本書のハイライトのひとつといっていいだろう。

‘ゴースト’の正体、そしてラストでの大逆転と、ディーヴァーならではの“どんでん返し”も健在であるが、何よりも本書は、物語の随所にオリエンタルな趣向(歴史・思想・風水・習慣・格言・行動規範など・・・)が盛り込まれ、<ライム>シリーズのなかでも異彩を放っている。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
ある人の視点を、色んな角度から描くので同一人物の
ことだとは分からないトリックに騙されてしまいます。
「えええ、そうきたかっ」と騙される快感が期待できる
作品になっています。
中国の不法移民や滞在、ブローカーの裏も垣間見て
考えさせられる部分も。

あ、今回の犯人は、ちょっとエロです(笑)
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