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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
小説とは、何を、どのように書いてもよい自由な文学形式である,
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レビュー対象商品: 短篇小説講義 (岩波新書) (新書)
1990年第1刷。「短篇小説の現況」「新たな短篇小説に向けて」で短篇小説の講義を、その他の章で岩波収録作品を特に形式に留意しながら取り上げ批評している。「小説というのは、いうまでもなく、何を、どのように書いてもいい自由な文学形式なのだ」この一文でもう何もいうことはない。しびれてしまった。初読の時、虚構バンザイという気持ちになって興奮したことを覚えている。岩波文庫を二百冊読破したことや結末まで考えて書き出す執筆姿勢なども読みとれる。小説を読み、書くことが好きなすべての人におすすめ。余談だが、カバーなどのコピーに「噂の「文学部唯野教授」が大上段に語る」と書いてますけど別に唯野教授の文体で書いているわけではありませんのでご注意のほどを(p192に近著として触れていただけ)。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
斬新な手法の感動,
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レビュー対象商品: 短篇小説講義 (岩波新書) (新書)
何年か前にアンコール復刊されて現在は版を重ねられていない稀少性もある本ですが、現代の鑑賞眼にも通用する斬新な小説の手法、技巧に焦点をあてて世界文学の8篇の短編のおもしろさを、不良少年の映画史や私説博物誌のような筒井さんの緻密で私的な文体で読んでいく快感があります。8篇の中でとくに(意外で)おもしろいと感じたのは、ゴーリキーの手法(26人の男と1人の少女)、それからオーストラリア原住民の生活をえがくローソンの描写。引用と論考の文章がその作家の作品集で読むよりも面白いとおもわせるのかもしれませんが。おなじように文芸評論、小説論、アンソロジーのいい本として、筒井康隆編「夢探偵」(光文社)、井上ひさし「ことばを読む」も挙げたいですね。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
紹介されている7編の短編が面白い,
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レビュー対象商品: 短篇小説講義 (岩波新書) (新書)
まず、著者が気に入った短編小説6編を分析している。いずれも個性豊かな作品でおもしろい。ちなみに「アウル・クリーク橋の一事件」を書いたアンブロウズ・ビアスは「悪魔の辞典」の著者でもある。筒井康隆は語る: 「これらは独特な形式も技法も、ただその短編小説だけにしか通用しないと言う短編小説。・・・それがぼくの理想である。」 次に、ドタバタ小説の例としてローソン「爆弾犬」を解析している。
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