人間が目に見えている情報をすべて処理しようとすると,
Hi-Visonテレビなどより圧倒的で高速な情報処理が出来ないといけない.
実際はそんなに情報処理をしていないと考えられ,
それを錯覚を通じて分析している.
各種の錯覚は,要するに情報圧縮の結果,ひずんだ部分であり
それは,生きる上では問題ないと進化の結果淘汰されたものと考えられる.
このような,情報の圧縮を行って私たちが知覚するような,
情報として受け取ることが出来ると言うことが述べられている.
また,聴覚の錯覚や,視覚より聴覚の方が信頼性が高く
混ぜ合わせると聴覚よりになる錯覚,嗅覚についても
錯覚とまではいえないが,理解できると検知率が上がるなど
感覚入力と認識の間は複雑につながっていることが理解できた.
最後の2章は赤ちゃんの知覚の獲得と美の知覚についてで
ほかと毛色が異なっている.赤ちゃんの知覚測定に注視時間を用いる
選好注視法などはおもしろい方法であり,
実際の機器にも応用できる可能性があると感じた.
美の知覚については,これはどちらかというと心の問題と言うより
文化の問題ではないかと感じる.
私は初心者であるが,大変おもしろく
(ちゃんとかどうかは疑問ですが)
理解も出来ました.